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ヨットの「名前」というもの。 [ヨット]

海に行けないので
つれづれなるままにヨットの思い出を。


夫がヨットのオーナーとなったのは2011年の3月。
ヨットの名前をいろいろ考えていたときのことを
楽しく思い出しています。


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今となってはどんな候補が挙がったのかも忘れてしまいましたが、
「さくら」という候補は覚えています。
新幹線みたいだから……というので没になりました。
ちょうど九州新幹線全線開通の頃でした。


名前を決める前、
ハーバーをうろついて、ヨットの名前を見て回りました。
いろんな名前があるものだと感心したものです。
それからいろいろなヨットに出会いましたが、
それぞれの艇にそれぞれのオーナーの想いがこもった名前。
知っているヨットのどれもすてきな名前だと思います。


艇名を見て、
どんな意味だろう?と思ったのは
やはり「天開圖畫艛」。
オーナーのことを知ってなるほど……と思いました。
それから「銀箭」。
意味を伺ったとき、銀の矢が飛んでいく軌跡が想像できて、美しい名前だなあと思いました。
Tシャツを作ったら「煎」になっていたというエピソードも伺って
みんなで笑ったこともありました。誤字はいけませんねえ。
たしか、昨年の周南ピースカップの夜のことだったと思います。


ところで、
「船に名前をつけるのはなぜ?」
という基本的なことで盛り上がっています。


車にはない、
飛行機は昔あった、
宇宙船にはある(あ、船だ)、
列車にはあるのとないのがある、
個性的なのにはあるが、そうじゃないのは番号だ。〇〇1号とか。


ヨットに名前がないと
不便と言えば不便なんですが、
乗り物という「もの」だけではない、識別だけではない、
そんな何かを船の名前はもっているみたいですねえ……。




11月22日 [雑感]

11月22日。



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かんぱーい。




モンスターヨットを見たかったな [ヨット]

11月19日。

勤務の都合で一日中バタバタしてて、
夕刻LINEに気づいた。


あら、夫はOさんと小春さんご夫妻と一緒に
急遽福岡まで行ってきた……とな!?


話題のルイヴィトンカップがあってたのは知っていたけれど
私はこの週末、仕事と別用で時間が取れなかったのだ。

    「湯けむり」からこちらは
    全くゆとりがなかった。
    仕事の海に深く沈んで
    ブログを書くのが息継ぎ状態だったが、
    先週はもうおぼれる寸前だった。


夫とルイヴィトンカップの話もしていたが、
まさか行っていたとは!!


いつのまに~と写真をみれば、
回航のときにすれ違った
例の美人ヨットも 大勢の見物ヨットもいる写真。

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この構図は……福岡タワーから見物したとのこと。
なるほど、そのスポットもあったか!
いいなあ。

この写真ではちょっと小さいけれど
レースの様子もよく見えたらしい。

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私はまだこのタワーには行ったことがない。
別府タワーならあるけれど。

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で、ラーメンを食べて、すぐ帰ってきたそうだ。
(私は飲み会まで務めて午後十時頃帰った。)

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……今日は久々にゆっくり過ごしている。
朝からネットでこのレースの動画を見たり、
夫のFacebookをのぞいて観戦の記事を読ませてもらったり。


これ、ヨットなん?
浮いてるやん!!飛んでるやん!!
すごい!!
昔は普通のヨットだったよね?
こんなモンスターヨットのレースになっていたとは!
あの見物ヨットに混じりたかったねえ!!

………

忙しくてネットの映像すら見るゆとりがなかったので、
レースが済んだ後で大騒ぎしている私である。

乗りたいとは思わないけれど、見てみたかったなあ!!




明け方のスーパームーン [カメラ]

スーパームーンの夜、こちらは雨模様だった。
残念に思いながら就寝。


……ふと目覚めると、もう明け方に近い時間。


「月は?」


ちょっと外に出てみて
その明るさにびっくり。


家に駆け込んでカメラを持って飛び出したものの
うまく撮影はできない。

夫に聞こうにも
夫は新たなミッションに出ていていない。

撮り方を調べようにも
気力はまだ回復していない。
しかも、カメラも電池切れ。


……「見たよ。」という証拠だけ残しておいた。



午前2時15分

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※記事を投稿した後で見たら、時間の間違いに(゜◇゜)。
 2時15分43秒の撮影時間でした。
 明け方というより……まだ「深夜」?

旅に出たい [旅]

帰り道、ちょっと道草。
夕陽の中のススキがキレイだったから。


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遮断機のない踏切。


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後日、また同じ場所へ。
列車の時刻を見てから行った。

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あっという間に通り過ぎた。

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踏切に立ってみる。
通り過ぎた列車の残した音がまだ響いていた。

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晩秋の午後。
いいところなんだけど、

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旅に出てみたくなる、
線路を見ていると。


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ミッション2 続・ハウステンボスから回航のお仕事 [ヨット]

今回のミッションは
敵が牙をむかぬうちに遂行されそうである。


11月5日。

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東流7ノットに乗って、関門大橋の下を通る。


そこで、麗しき美人に出会い興奮気味のCHIHAYA君である。

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大型のヨットで、マストが2本、30メートル以上はあったのではないかと思われる。
朝陽の中をそれはそれは美しい姿で通り過ぎていったそうだ。
博多湾で行われる一大イベントの観戦であろうか……などと推測している。


  
今、その美人の居場所をAISによりキャッチしたらしい。
  
たぶん彼女であろうと思われるヨットは55メートルあるという。
  
そんな美人に会ってみたいものである。




周防灘にもどろう。

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朝陽の中を関門に向かう船を見ながら南下。
昼食は姫島の予定。
……仕事なんだろうけれど、いいなあ。

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13時姫島到着。
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電気自動車のレンタカーに興味を示す同志。
姫島には数台あるそうだ。
次に行ったら乗ってみよう。

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ソース焼きめしにエビフライという超豪華なランチの報告。
(こっちは仕事場でカップ麺だった。)

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空腹も満たされてゴキゲンの同志。
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国東沖を航行中、
漁船や遊漁船が頻繁に行き交い、
ナブラがあちこちに見える場所でのこと。

ちょうど一人の男性が小舟で釣りをしていたのだが、
竿をしならせて大きなのを釣り上げるのを目撃、
手招きされて、ヨットを寄せる。

すると、「これを差し上げよう。」と血抜きまでしてくれるありがたさ。
思わぬいただきものに、
海の恵みと人の温かさに涙するCHIHAYA君と同志。

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70センチをこえる天然ブリをヨットにぶら下げ
別府湾に凱旋である。

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三日間、何度も美しい朝陽と夕陽を眺めた。
こんな時期に三日間も穏やかな日が続くとは。



ホームポートでは、連絡を受けたN井氏が包丁を持って出迎え。
キレイに料理してくれた。

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刺身はこの上なく美味しく、
切り身は味噌と酒粕を混ぜた床に二日間寝かされ(CHIHAYA君の仕事)、
今晩のメインディッシュとなって現れた。


……報告書をまとめながら、つくづく思うのである。「これ、仕事だったんだよね?」



ミッション2 ハウステンボスから回航のお仕事 [ヨット]

11月3日。

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「おはよう、CHIHAYA君。さて、今回の君の使命だが、
このケッチを別府まで無事に回航することにある。

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同志との任務も二回目、君も仕事に慣れたことであろう。
ヘマをせぬよう、気を付けてくれたまえ。

なお、この食事は自動的に消化されるであろう。」



……と、某会社の社長が言ったかどうかは謎だが、
今回のミッションにも喜んで出かけたCHIHAYA君である。

ハウステンボスの上架施設でヨット推進力遅延装置(フジツボ カキ カイソウ)などを処理した模様だが、
隣の美人に気をとられるなど、
ちょっと不安な工作員CHIHAYA君である。

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同志はかなり名の売れた工作員であり、
高性能カメラ、小型遠隔操作飛行物体等を操り、情報収集を欲しいままにしている。
今回も、彼のネットワークは回航のミッションに大いに役立つであろう。

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……さて、オランダ風景観地HTBを昼過ぎに出発した二人だが、一日目の宿泊地を平戸と定め、
命を狙う敵(波・風)もなく、のんびりと任務を遂行しているようである。

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夕日を眺めつつ
海上を走らせ、日没前には平戸に到着したようである。

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夜は馴染みの居酒屋に赴き、旧交を温めた模様。
男の浪漫を感じさせるギターに酔いしれ、焼酎にも酔った。
同志のその知名度の高さに内心驚きを隠せないCHIHAYA君であった。



11月4日は、6:00平戸発、21:00に門司港辺りという強行軍。
天気は良好。

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名護屋城址からは、メインとミズンのセールも美しく見えたことであろう。

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玄界灘の波は高からず、小春日和のナイスなセーリングに、
任務というより観光の趣を漂わせるLINE報告である。
さすがに、空腹に耐えかねて筑前大島にてランチ。
これくらいの寄り道は許されてしかるべきであろう。


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この日も穏やかな夕日を眺め、

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21時過ぎ和布刈港に着岸。遅い夕食。
この後、依頼者とともに海峡を渡り夜の繁華街に潜入。
ここでも海の男たちのネットワークの広さに驚愕し、
海峡の街に集う男たちの浪漫とバイタリティーに感嘆させられたCHIHAYA君である。
長い航海の疲れに
海峡を再び渡ったことが記憶にないというところが、
未だ未熟な工作員と言えよう。

さて、残すは一日。敵がなりをひそめているうちに目的地に着きたいものである。



あたたかな色に囲まれて [雑感]

急に冷えましたね。
足下が冷たくなって困ります。


さて、夫はまたまたミッションが下り、今頃は平戸。
ハウステンボス発の回航中。
(それはまた次に。)


こちらは遊びに出る元気もなく、結局家にこもりっきり。
夕刻、カメラを持って家の周りをうろうろ。
晩秋の色を撮影してきました。


写真に撮るときれい。
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さすがにもう成長はとまったかな。池のそばで。
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シュウメイギクだったかな?もはや野生化。
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バラの実。
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今年は実が少ない……。
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お母ちゃんが拾ってきたぎんなん。
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そして昨日届いた初冬の色。
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美味しくいただきました。
ちょっと風邪気味の喉にやさしい酸っぱさ。
この夏の恵みを閉じ込めたような果汁の多さに元気をもらいました。
今も手に香りが残っています。
……海を越えたくなりました。




叔父とヨット [ヨット]

さっきまで夫の叔父が来ていた。
夫の父の弟であるが、兄弟の中ではいちばんわが家に近い人である。


夫や夫の母と思い出話に花を咲かせていたが、
叔父が夫にヨットについての質問をした。


まさか87歳の叔父の口から「ヨット」が出るとは思ってもみなかったので
ちょっと驚いたのだが、
叔父が昔ヨットに救助されたことがあると言うので、
二度びっくりである。

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昭和25年か26年頃の話であると言う。
まだ二十歳そこらの叔父は東京の会社に勤めていた。


同郷の友人と誘い合って、江ノ島近くの海水浴場に出かけたときのことらしい。


海水浴場はそれはそれは大変な混みようで、
そんなところで遊ぶ気はしない。
叔父たちは貸しボートで沖に出ようということになった。


江ノ島が見えて河口の近くであったという。


ちょっと沖に出たところでボートから
きれいな海に飛び込んで
ボートの回りを泳いでいたらしい。


するとボートがどんどん流されていく。
無謀な若さだとお許しいただきたい。
叔父たちはかなり慌てた。
流されたボートは泳いでも泳いでも捕まるものではない。


呆然と海に浮かんでいるとき、
ヨットが現れて叔父たちを拾い上げ、ボートも回収してくれたというのである。
ヨットは「さあっ」と近づいてきたそうだ。

叔父の記憶の中のヨットが見えるような気がした。


地図を見ながら、江ノ島がどの位置に見えたかなど聞いてみたが、
島が近くに見えていたことは確かだが、方角などは忘れていた。



……叔父は5年ほど東京に住んでいたのだが、
しばらくそのときの思い出話をして帰っていった。


思わぬところにヨットの話が転がっていた。
忘れぬうちにセピア色のヨットの記憶を記しておこう。


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