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久しぶりの雪 [雑感]

今年は暖冬のようで
白っぽい景色も見られなかったのですが、
26日、久しぶりに雪が降りました。


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午前9時頃から降り出して
あっという間に雪景色。


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あまり積もりそうにもないな……と予想通り、
お昼前には降り止んで、
あっという間に解けてしまいました。


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日曜日の今日は
昨日の雪のおかげで
きれいな久住山が見えました。


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近くまで行って写真を撮りたいな……とは思ったのですが、
今日は朝から家の片付けに追われていたので、
遠出はできませんでした。



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……この頃は毎週テレビのスポーツ観戦に時間を取られています。


先々週は春高バレー、東九州龍谷高校を応援し、
その合間に都道府県対抗駅伝。

先週は卓球の全日本選手権があって目を離せなかったし、
今週は全豪の大坂選手のプレーに釘付け。



仕事でたまったストレスを
スポーツ観戦で発散させているのはよいけれど、
自分の運動はそっちのけだから
ちょっとお腹周りがやばいなあ……。


こんな調子だから
カメラもほったらかし。
ちょっとブログに使う写真もなくて
一年前のファイルを見ていたら、
昨年の1月28日に雪の降った写真がありました。


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やはり大寒なんですねえ。



後で「大分市は初雪」というニュースを見ました。
そう言えば、こちらも今季雪を見てないような……。
相当な「久しぶり」でした。

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西南の役 竹田市の戦跡を歩く [歴史探訪]

竹田市を歩いてきました。
 

竹田市と言えば、
滝廉太郎が「荒城の月」の曲想を得た岡城趾が有名ですね。
(桜の写真は昨年の春のものです。)


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桜や紅葉の季節には
城下の風情を楽しみながら城跡まで歩く観光客が多いです。

岡藩藩主は中川氏、約七万石。
江戸時代には田能村竹田という南画の大家もいました。

近いところでは、童謡「犬のおまわりさん」を作詞した佐藤義美も竹田市出身です。
彫刻家朝倉文夫も、こちらの学校を出ています。

日露戦争時に旅順港封鎖で戦死した広瀬武夫も当地の出身です。



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歴史ある静かな竹田の街を愛している私どもですが、
ふとしたきっかっけで別の顔を知ると、
風景も違って見えるから不思議です。


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この町が西南の役に巻き込まれたことは
何となく知っていましたが、
興味を持つことなくこの年まで生きてきました。
ちょっと文献をあたってみますと、
美しい桜を愛でた場所のすぐ近くは激戦の地であり、
他にも見慣れた風景のあちこちに戦跡があることがわかりました。


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そこを実際に訪れてみますと、
地元の方々により各場所の西南戦争の説明がなされており、
この閑かな街が大きな戦禍に見舞われたことを知ることができるのでした。


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明治10年の5月13日、宮崎方面から突如薩軍が現れ、
竹田の町は薩軍に占拠されました。

十日後各方面から官軍が攻めて
竹田の町は戦火に包まれます。
5月29日、薩軍は町を焼いて敗走、東に逃れます。
(この後に前に書いた三国峠での戦闘になります。)

夫と歩いたのは、冬でないと到底歩けないようなやぶの中です。
薩軍の陣地の跡を見てきました。


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墓石などに弾痕があり、戦闘のすさまじさを物語っています。


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夫の家の言い伝えの
「薩軍が墓石を集めてめちゃくちゃにした。」
というのは下の写真のような状況だったかもしれません。


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現在では木立が覆っていますが、
昔は陣取った場所の防塁も町から見えたのでしょう。


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薩軍が占拠していた高台の神社にもその痕跡がありました。


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おだやかな街の歴史の一面にため息が出ました。


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久住山がよく見える高台の激戦の地には
歴史の目撃者である桜の木が立っています。
この春はこの桜を眺めたいと思います。


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あっちの風景こっちの風景⑦ [指宿]

久しぶりに鹿児島の風景です。


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夫におきましては、
先日のPSA検査の数値は正常で、
陽子線治療の効果はあったと思われます。



さて、このところ運動がてら「大分での西南の役」の遺構を見て回っておりますが、
三連休最後の今日は竹田市を歩いてきました。
今日最初に撮った写真は次の一枚でした。


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「番所」跡……しかもここは西南の役の激戦地。
そう言えば指宿の近く、南九州市の「番所鼻」にも行ったなあ、彼の地の写真は紹介していなかったなあと
こっちの風景とあっちの風景がつながってしまいました。
そこで、竹田散策の前に
鹿児島の風景の紹介になったわけです。



「番所(ばんしょ)とは、警備や見張りのために設置された番人が詰めるために設けられた施設。」とウィキさんが教えてくれました。



鹿児島の番所鼻は、「ばんどころばな」と読みます。
日本地図の作成者伊能忠敬大先生が「天下の絶景」と賞賛した場所で
周辺施設にも見所が多いところです。
美しい開聞岳の姿が見られると言うことで
行ってみたいとリクエストしたのは私でした。


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開聞岳の麓をぐるりと回って行き着いた場所は
おもしろい場所でした。
看板の②のところから⑤のところだけ見てきました。


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干潮になると丸い潮だまり?ができます。


ぐるりと円を描く岩礁は、火山活動と海の浸食によってできたものらしいです。
この“海の池”は、昔から「竜宮城の入口がある」という言い伝えもあるとか。


自然のすることっておもしろいなと思います。
潮だまりの回りを歩いて回ることができますが、
私たちが行ったときは、惜しいところで全部回ることはできませんでした。



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でも、開聞岳の美しい姿を見ることができて大満足でした。


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鹿児島観光の際にはお薦めの場所ですよ。




さて、開聞岳は薩摩富士。
こちら大分、竹田市からは「小富士山」という岡藩藩主のお墓がある山が見えます。
どれかわかりますか?


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そんなこんなで、次回は竹田市散策の写真を紹介しますね。








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ゆっくりしていたいのに…… [雑感]

ゆっくりしていたいのに……と言っているのは、私ではない。



いつもバタバタしているわが家の人間様が
ちょっとのんびりになると
迷惑を被るのはハナちゃんである。


[猫]「え~。」

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[猫]「カワイイと言われても迷惑~。」

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[猫]「いらんわ、こんなの!」

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ねえ、のせネコになって。



[猫]「もう……。」

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[猫]「眠らせてえな。」

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[猫]「ああ、もう……ほっといてえな。」

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ネコは引きこもって寝てしまったので、
庭にくる鳥でも眺めよう。



裏庭の柿をきれいに片付けるのはツグミ。


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今年のスズメチームは
けっこう用心深い。
わが家のハナちゃんは家から出さないが、
近所のネコがちょこちょこやってくるので、警戒を解かない。


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相変わらずいばってるなあ、ヒヨドリは。
この子達が来るようになると、
騒々しくなる。


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家の周囲の赤い実がなくなるまで姿を見せるジョウビタキ。


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声だけ聞こえていたメジロも
お鏡のミカンを提供したとたん、近くまでやってくるようになった。


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今年はまだひょうきん者のシロハラ君が姿を見せない。
車が汚されないのは助かるけれど。



ネコよけネットを張っておいた方が安心かな……というわけで、
この連休中にやっとこうかなと思う日曜日。





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西南の役 こんなところで…… [歴史探訪]

夫が指宿に行って治療を受けているとき、
同じ宿に泊まって同じくメディポリスで治療を受けている方々と友達になり、
とても親切にしていただきました。


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また、夫がよく行った山川の道の駅のおばちゃんも優しくてくださり、
土産はいつもそこで買ってくるのでした。


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夫曰く、「鹿児島の人は情が濃い。」と。



九州の広域を巻き込んだ「西南の役」の中心人物、
西郷さんも情の濃い人であったのでしょうか。


…………


西南の役の激戦は
私たちが住む地域でも繰り広げられていました。
これまで興味を持つことはなかったけれど、
西郷どんが逗留した指宿の鰻温泉を訪れたことがきっかけで、
その激戦の地まで行こうとしている……というところで年が暮れました。


PC010861.jpg鰻池



地元の歴史や文化財などに詳しい弟に資料をもらったり、
町史などを紐解いたりしてみますと、
あの時代、こんな山間の地方でも様々なドラマが繰り広げられていたのだと
感じ入るばかりです。



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私どもの家の前には国道に沿って川が流れています。
明治10年5月、橋向こうの道筋を薩軍が西に向かって通りすぎ、
竹田の町を占領しました。
しかし、官軍に攻められ、竹田の町を焼き撤退し、同じ道を東に敗走します。
町史には、通過する薩軍にどう対処すべきか
非常に困惑した祖先の記録が細かに残されています。


5月末には三重というところが激戦の地となり、
6月は宮崎につながる山岳地帯で攻防戦を繰り広げ、
薩軍はとうとう宮崎方面に敗走するのです。


交通の要所でもあった三国峠で、
かなり激しい戦闘があったのは、6月17日。


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今は通る人もまれな山道を車で上っていきます。
細い道が幾筋も尾根筋を走り、交わっては谷に下っていきます。


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旧道の旧道と思われる道に出会うと車を停め、
夫は偵察に出かけます。


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一人残されると急に不安になってしまうような山の中の道です。


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住人のいなくなった家が何軒かありました。


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高いところに来て、だんだん見晴らしがよくなってきました。
西には、阿蘇の外輪山が見えます。


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薩摩の人たちは
この急峻な道をどんな気持ちで歩んで戦いに赴いたのか
その「熱情」はどこから来たのか
私には想像もできません。


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三国峠に着きました。
車を置いて、さらに10分ほど登ります。



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峠に着きました。
傾山、祖母山、阿蘇山、久住山、そして、由布岳や鶴見岳も一望できます。



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この山の中のあちこちに
薩軍、官軍の築いた土塁の跡が何十カ所もあるのだそうです。
こんな深い山の中に。


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死者を悼む碑も在ります。



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飫肥(宮崎)の人を悼む碑もありました。


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こんな美しい場所で凄惨な戦いがあったのだと思うと
何だか言葉も少なくなってしまうのでした。



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今年もよろしくお願いします。 [ありがたいこと]

あけましておめでとうございます。

旧年中はいろいろとお世話になりました。
今年もよろしくお願い申し上げます。   2019.1.1 CHIHAYA


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2018は夫の病気療養など、どきっとすることもありましたが、
何とか無事に乗り越え、新しい気持ちで新年を迎えることができました。


年末には当家のお宝、「お臼様」もお出ましになって
無事にお餅つきができました。


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餅つきの技を伝授する家族もできまして
(お披露目はまだなのですが)
「お臼様」も喜んでいることでありましょう。


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こちらも祖母から孫へとつながることでありましょう。


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ありがたいことです。


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……おだやかなお正月です。夕暮れ時の蝋梅が好い香り。



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裏庭にはいつものお客様も来ておりました。


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メジロとシロハラは姿を見せていませんが、スズメたちは集団で遊びにきます。
あらまあ、こんなお客様も。


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今年は忙しい年になりそうです。
私も、人生の次のスパンに進むことになりそうです。



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ブログに書きたいこともいろいろたまっていて、
使おうとしている写真をまとめたフォルダが増えて困っています。


でも、のんびりいこうと思います。
今年もおつきあいください。


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