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竹田出身の童謡詩人とヨット [ヨット]

先日、「犬のおまわりさん」の作詞で有名な佐藤義美が
竹田市の出身であることを書きました。

しかし、この人のことで
「ヨット」の記事が書けるとは思ってもみなかったですよ。

今日は、竹田市出身の詩人佐藤義美とヨットについて。


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先日、竹田市歴史文化館「由学館」で、知り合いの学芸員さんと話していました。
佐藤義美の話になって、学芸員さんが
「記念館は良いですよ。彼が晩年逗子で過ごした家が再現されています。」
「佐藤義美はヨットが好きで、ヨットを持っていたんですよ。」


なに~!以前ウィキなどで調べたときにヨットの話は出てこなかったぞ。


「佐藤義美」「ヨット」で検索すると、
あら、ヨットの歌があるじゃないですか。
知らなかったわ~!


♪ヨット

  作詞 さとう・よしみ
  作曲 湯山 昭


  波をけって うねりをのりこえて
  白い帆のヨットが 走る走る走る  
  海は広い  広くて青い   
  風のうたは  ピープー      
  カモメのうたは ギィヨギィヨ    

  風をうけて ななめにかたむいて 
  赤い帆のヨットが 走る走る走る  
  海は広い 広くて青い     
  風のうたは ピープー      
  カモメのうたは ギィヨギィヨ  

どんな曲かは、こちらから。音楽の教科書に出ていたとは。知らなかったわ~。

https://www.youtube.com/watch?v=lA3EIk7EPao


ちょっと寂しげな旋律だけど、海が恋しくなりそう。


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(ずいぶん前のパールカップで撮っていただいた写真です。)



……というわけで、佐藤義美とヨットの関係を知るために
竹田駅から徒歩5分、大正公園下、稲葉川沿いの記念館に来ています。
http://www.oct-net.ne.jp/yoshimi1/



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いつもいつも傍を通っていたのに
初めてやってきました。……「ヨット」に導かれて。


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学芸員さんが年譜を丁寧に説明してくださいました。


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お!ヨットを購入したと書いてありますよ。


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葉山のマリーナに置いてあったんですね。
艇名は「MISS YOSHIMI」  
海は女性だから、男の名にすると引き込まれると言ったとか……。



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とてもヨットが好きだったんですね。


パンフレットの説明は、佐藤義美が自己紹介する形式になっているのですが、
「Y15・MISS YOSHIMI号」という項目があって、


「ぼくは海が大好き。ヨットが大好きなんだけど、戦争中も戦後も、永い間ヨットに乗ることができなかった。自分のヨットが持てるようになったのは、60歳を過ぎてから。でもね、そんな歳になって、ヨットレースで優勝したんだから、カッコいいでしょ。」


こんなふうに紹介されていました。
でも、63歳で亡くなっています。若かったんですね。



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二階へ……佐藤義美とヨットの大きな写真がありました。


でも、残念ながら館内の二階は写真撮影ができません。
ヨットは、横山晃設計のディンギーでした。
詩人はクルーとして、ヒールしたY15のバランスをとっていました。
とても笑顔がすてきでした。
この写真で被っていた帽子も展示されていました。


記念館を紹介したサイトの一部に写真が少し写っています。
https://www.jalan.net/kankou/spt_44208cc3290032400/ 




竹田市に佐藤義美記念館ができたのは、
稗田宰子という作家(佐藤義美の弟子)の尽力があればこそ……でした。


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彼女の著作「海のことば」についての紹介がありました。
佐藤義美とヨットのことが書かれているようです。
読んでみたいと思います。



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ここは、佐藤義美という詩人の偉大な足跡や
逗子での生活がつまった素敵な空間でしたよ。


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さて、記念館を訪れた記念品です。

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入館券の裏は名刺になっているのが素敵。


記念にタオルを一枚購入しました。


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「まいごのこねこちゃん」のキャラクターがこちらのシンボルになっています。
こねこちゃんは、佐藤さんちの猫になって居場所ができたんですね。






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