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「犬のおまわりさん」~佐藤義美生家 [音楽]

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去年の断捨離中に見つけたクリスマスツリー。
すっかり忘れていたが、昨日24日の朝になって
捨てないでおいたのを思い出した。

娘が小さい頃に買ったものだから、30年に近い昔のモノである。
まあ、懐かしいこと。



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クリスマスケーキの飾りも同じ箱の中にとってあったので
鉢植えにちょいと……。


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年寄りだけのクリスマス、まさに「サイレントナイト」。





小さい娘と一緒によく歌っていたのが「犬のおまわりさん」。
誰もがよく知っている童謡である。



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まいごのまいごの こねこちゃん/あなたのおうちは どこですか
おうちをきいても わからない/なまえをきいても わからない
にゃんにゃん にゃにゃん
にゃんにゃん にゃにゃん
ないてばかりいる こねこちゃん
いぬのおまわりさん/こまってしまって
わんわん わわん
わんわん わわん               (佐藤義美作詞、大中恩作曲)



佐藤義美は、竹田市出身の童謡作詞家である。
明治38年に竹田市で生まれ、旧制竹田中学に学んだというから、
私の祖父と同級生だったんだ。(祖父に聞いたことはなかったなあ!)


佐藤義美記念館は、竹田駅に近い場所、稲葉川沿いにある。
写真は9月の終わり。川の向こうの白い建物が記念館。
竹田市では、佐藤義美を顕彰して「童謡作詞コンクール」が毎年開催されている。




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また、別の日。これは10月の初め。


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いつものことながら、竹田の街をうろうろ歩き回っていた。
この日は、岡城跡の北を流れる稲葉川沿いの道から、国道57号に向かう古い道へ。
佐藤義美記念館から少し下流。
よく歩く岡藩時代の城北町の旧道を下から眺めて、


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旧道下のトンネルを57号方面に向かって通り抜けると……。


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「あら!こんなところに佐藤義美の生家があったんだ!」
ちょっと忘れ去られた感じの場所ではあるけれど。



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看板を読んで、「グッドバイ」「アイスクリームのうた」も佐藤義美作詞だったんだ~と
気づいて、娘が「アイスクリームのうた」が大好きだったことを思い出した。
私も「のどをおんがくたいが とおります」という詞が大好きだ。


おとぎばなしの おうじでも
むかしはとても たべられない
アイスクリーム アイスクリーム
ぼくは おうじではないけれど
アイスクリームを めしあがる
スプーンで すくって
ピチャッ チャッ チャッ
したにのせると トロン トロ
のどをおんがくたいが とおります
ブカブカ ドンドン つめたいね
ルラルーラルーラ あまいね
チータカ タッタッタッ おいしいね
アイスクリームは たのしいね       (佐藤義美作詞、服部公一作曲)




佐藤義美の生家跡から国道57号に出る前に、
左折して坂を上ると竹田市役所がある。



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坂道をアイスクリームのうたを口ずさみながら歩いたが、
「今年の夏はアイスクリームを全く食べなかったなあ。」なんて話していた。
無性にアイスクリームが食べたくなっていたが、我慢した。


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竹田市役所庁舎。



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市役所の一画に咲いていたドイツのバラ。




ところで、「まいごのこねこちゃん」はどうなったんだろうか。


歌は「二番」まで。カラスにきいてもスズメに聞いてもわからなかった。



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いろいろ調べていたら、やはり「こねこ」のことが気になっていた人は多かった。
後に新たに創られた「三番」や「いぬのおまわりさん」の絵本があって、
それでは、ちゃんとおかあさん猫に会えていた。よかった。



で、この記事をまとめていたら、
「どんぐりころころ」(青木存義作詞、梁田貞作曲)も気になり始めた。   
「二番」の「泣いてはどじょうをこまらせた」の後はどうなったんだろう?
「三番」ってあったっけ?


……意外なところで「謎」に引っかかっているクリスマスの夜である。


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「栄冠は 君に輝く」 [音楽]

ちょっと時代遅れの話題になるのだけれど……。


何ということもない会話がきっかけだった。

年末に夫が熱演した「パプリカダンス」や
以前私が「恋ダンス」をした話になって、
それがきっかけで、
夫がYouTubeのダンスの動画を見ていた。

すると、結婚式の披露宴で
「バブリーダンス」を上手に踊るダンサーグループが出てきて
そのキレッキレなダンスにびっくり仰天。


じゃあ登美丘高校のダンスはどんなだったの?と
オリジナルを見たら、すごい、すごい。
話題になった(2017年)のは知っていたけれど、
フルで見たのは初めてで、びっくりした。
(二年半も遅れてる!)
その年の優勝校同志社香里高校のダンスもすごい、すごい。


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次々と配信されるダンスの動画に
甲子園の応援ダンスが出てきた。

甲子園の100回記念(2018年)大会のCMダンスだ。



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これもちょこちょこ目に入っていたが、
フルで見るのは初めて。
(これまた、遅れているな。)


「栄冠は君に輝く~全国高等学校野球選手権大会の歌~」に合わせて、
ダンスの選手権でしのぎを削る
大阪府立登美丘高校、同志社香里高校、大阪府立今宮高校ダンス部員が
熱いダンスを繰り広げる。
弾ける元気に感動して涙ぐんでしまった。






そこから、97回、98回、99回、100回、101回と
毎年の甲子園応援ダンスをフルバージョンで見てしまった。
100年大会に合わせて朝日新聞社が企画したCM。
どれもすてき。何回見ても飽きない。



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「栄冠は君に輝く」の独唱をする高校生の動画にも感動。
高校生、すごいな。


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改めて「雲は湧(わ)き 光あふれて……」の歌詞を読み直した。
古くさいと思っていた歌詞が私の中であっという間に新鮮なメッセージに変わっていく。


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先週末、
春高バレーで高校生の熱い戦いを見て
がんばる高校生ってすごいなと思ったが、
どんなことでも「がんばる若い人」ってすばらしいと感じ入ってしまった。
いっぱい感動をもらって、元気をもらった。


100回大会の動画の最後に
「栄冠は、全ての高校生に。」
とメッセージ。


いいコピーだなあ。
これはもう、野球だけ、高校生だけの応援歌じゃないと思ったことだった。

三番の歌詞を今頑張っている全ての若者に贈りたい。

  「 若人よ いざ
    緑濃き 棕櫚(しゅろ)の葉かざす
    感激を 目蓋(まぶた)に描け
    ああ 栄冠は 君に輝く  」    

※棕櫚の葉かざす……古代ローマでは、闘技会の勝利者には勝利の証には棕櫚(しゅろ)の葉が与えられたという。

        
      
「栄冠は君に輝く~全国高等学校野球選手権大会の歌~ 」
作詞 加賀大介  作曲 古関裕而


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ブーニン/ショパンコンクールのCD [音楽]

珍しくクラシック音楽のことなど。


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ずっと外で働いていたから、
家の中にいろいろと溜めてしまって、その片付けに追われる毎日である。



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一昨日は、茶の間や仏間にある引き出しの中身を片付けていた。
ふだん使わない引き出しから懐かしいCDが出てきた。


STANISLAVBUNIN 

CHOPIN PIANO CONCERTO NO.1



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まだ若い頃は、クラシック音楽とは縁のない人生を送っていた。
が、ピアノを弾く夫と出会い、
少しずつクラッシック音楽を聴き始めていた頃のことである。



車を運転していたらラジオから
何だかすごいピアノが流れてきた。



上手く言えないが圧倒されたような記憶がある。
もう一度ちゃんと聴きたいと思った。



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アナウンサーが最後に「ブーニンの………でした。」と言っていたのを聞き取り、
夫に「ブーニンって知ってる?」と聞いたのだが、夫は知らなかった。


当時 大分駅の近くにあった音楽専門店に行き、
「ブーニンっていう人のCDありますか?」(レコードだったかもしれない。)と聞いた。

「ピアノコンチェルトなんですけど。」

「わかりませんね。」



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わからないはずだ、私はブーニンが「作曲家」だと思って問い合わせたのだから。



あのきれいな曲をもう一度聴きたいと思っていたのだが、
ブーニンが演奏者だということに気づかなかったのだ。



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後日 ブーニンフィーバーのきっかけとなったNHKの特集番組を見て、
ブーニンがその年のショパンコンクールの優勝者であり、
そのきれいな曲がショパンの曲だと判明。


夫からは、「ショパンのピアノコンチェルトの一番を知らなかったの?」と言われた。
クラッシックの世界では超有名な曲なんだろうが、
私は知らなかったのだ。



しかし、クラッシックにはまるで素人の心を捉えたブーニンの演奏は
やはりすごかったのだ。
あのときの演奏は世界中で絶賛されていたのだ。



(ちなみに、私たちが好きなピアニスト小山実稚恵さんは、このときの四位入賞者だった。)



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そんな思い出話をしながら、
夫とCDを聴いた。
19歳のエネルギーに満ちた演奏は30数年経った今も
すばらしかった。




ショパンコンクールの覇者となったブーニンのその後はあまり知られていない。
「亡命した。」という話を聞いた覚えがあった。




ネットでいろいろ調べたら、なんと日本にいらっしゃるとか。
奥様は日本人だとか。



今、どんな毎日を送っていらっしゃるのかはわからないが
心おだやかにピアノと暮らしていてくれたらいい。



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……こんな調子で、CD一枚に引っかかってしまうのだから、
断捨離が進むはずもない。



ま、ぼちぼちやっていこう。



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福島のある高校の校歌 [音楽]

夫が「YouTube」からいろいろな情報を持ってくる。
この頃は高校生のマーチングなど吹奏楽が流れ、
福岡の高校の強さなど知ることになった。
  

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そのうち、きれいな合唱が流れるようになった。
今度は合唱にハマッたらしい。
自分も高校時代に合唱をやっていたので懐かしくなったのであろう。



こちらの忙しさにおかまいなく
様々な合唱とその解説が始まる。
聞き流していたが、
その中の一つに心奪われた。


福島県立安積女子高等学校(現安積黎明高等学校)の校歌である。


  ♪ 名もかぐわしき安積野や
   つたへゆかしき花かつみ
   やさしく清く心つちかひ
   いざや進まん学びの道

  ♪ すがたけだかき磐梯や
   ながれたゆまぬ阿武隈の
   こころゆたかにつよくただしく
   いざやたどらん学びの道




         ※YouTubeをご覧になった方へ
          ……リカちゃん人形が写ってる映像の歌の方がいいと夫は言ってますが、
            ここにリカちゃんが来てもなあ……


さすがに合唱では全国でも名を馳せた学校で、
合唱もすばらしいがとにかく曲が美しい。
心に染み入るような旋律である。
こんなに美しい校歌があるのかと感動してしまった。
女子校だったからかな?



安積野(あさかの)は「奥の細道」にも登場する歌枕の地である。
十七、八年前に福島県の郡山を通り過ぎ、三春、会津若松と一度だけ旅をしたことがある。
暑いときで、滝桜は葉っぱの「滝」だった。


静かで清らかな校歌の合唱を聴いていると
古歌に読まれた安積野(あさかの)の地を再び訪ねてみたくなる。

「みちのくの あさかのぬまの 花かつみ かつみる人に 恋ひやわたらん」


「花かつみ」とはいかなるものかネットで見ていると
彼の地の「ゆかしき伝え」がいろいろわかって興味深かった。
何の花か確定していないところも面白い。
郡山市では「ヒメシャガ」の花と指定しているようだ。


自分の出身高校の校歌を思い出してみた。
歴史は古い学校で共学だったけれど、なんとなく「武骨」。
それはそれで思い出深いものではあるけれど。


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Shenandoah [音楽]

休日の度に雨でヨットに乗れませんね。
今日も。
昨日から心づもりしていたのに残念でした。


……


夕方、買い物ついでに滝まで車を走らせました。
この時期は水量も多く見応えのある滝の風景です。

この写真はちょうど一年前の滝。
(今日はカメラにカードを入れ忘れていて……(T^T))

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今年も変わらないふるさとの風景です。



滝を見ていたらふと“Shenandoah(シェナンドー)”の旋律が思い出されました。


私はこの曲をキースジャレットのアルバムで初めて知ったのですが、
アメリカの民謡としてかなり有名な曲で、
多くのアーティストがこの歌を歌っていました。
シェナンドー川はアメリカのバージニア州を流れる大きな川で、
この曲もさまざまな物語を持っているようです。



誰もが自分のふるさとの風景の中に
自分の「川」を持っていることでしょう。

滝のある風景が「私のふるさとの川の風景」で、
それは決して大きな川とは言えませんが、
“Shenandoah”の旋律はとてもこの風景に合っている気がします。

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結局
YouTubeでいろいろと聴いた後に
ノルウェーの歌手シセルとアメリカのピーターホレンスのアルバムを
アマゾンに注文してしまいました。


My Wild Irish Rose ~キース・ジャレット ~が耳から離れない [音楽]

ちょっと休憩。


夫が四角い箱みたいなスピーカー(?)を買ってきて
iPhoneで操作して
いろんな音楽を流している。
ヨットでも聴けるとご満悦。


えらく音がよいのだけれど
最近聴いたその中の一曲が耳から離れなくて
CDに入れてもらって
通勤中も車の中でずっと繰り返し繰り返し聴いている。


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My Wild Irish Rose  キース・ジャレット
「The Melody At Night, With You」というCDから。


……ただ 困るのは、これを聴いていると通勤中でも家に帰りたくなること。


耳について離れない……パイノパイノパイ [音楽]

♪ラメちゃんたら ギッチョンチョンで パイノパイノパイ
パリコト パナナで フライ フライ フライ♪


一昨日の晩、夫と娘がごちゃごちゃ話しているのを
うたた寝に聴いていた。
何でそんな話題になったのかはわからない。

知らない歌じゃないけれど、知ってるわけじゃない。
寝ぼけて聴いていたのに、上のフレーズが耳から離れない。

いったい何なの?この歌詞!?


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写真は関係ないけれど……びっくりスズメ。

Vientoの演奏 [音楽]

11月2日、別府ではハーバーのそばの公園や的が浜ビーチで
九州各地の美味しいものを食べるイベントが行われていました。

この日は幸いお天気もよくて、
コロッケや串焼きなどをおつまみにビールも美味しかったですね。

ハーバーから的が浜に移動して、
ここでもビールを飲んで……。
泊まって次の日は新門司に行く予定だったから
飲んでも大丈夫なのでした。
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ここでVientoの演奏を聴くことができました。
阿蘇を拠点に演奏活動をしている音楽家で、
シンセサイザーとケーナ、オカリナといった楽器のコラボがすてき。
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砂浜に設置された舞台のすぐ後ろは海。
背景の防波堤には海鳥が並んでて、砂浜で子どもが遊んでてたり……。


阿蘇の大地を吹き抜ける風を感じさせる音楽なんだけど、
海で聴けば海の風を感じます。

「コンドルは飛んでいく」の演奏のとき、
海鳥がその上を旋回してたのもおもしろかったですよ。
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音楽とトークと海の風と……。
ぎざぎざした気分も癒やされる気がしました。

“Viento” って、スペイン語で「風」という意味なんですね。
風を感じさせる音楽……すてきでした。
阿蘇のススキの野原を見たくなりました。


ところで、このスペイン語。
アドレスに使っている人をよく知ってるんですが、ちょっとおしゃれじゃありませんか?