ヨットの「片陰」 [ヨット]
先週、ちょっと時間を作って海へ。
午後の日差しはかなりきつかったが、風はありそうに見えた。
港を出てしばらく機走して風を捕まえた。
オートヘルムに任せて、
ゆっくり走らせた。
あんまり元気じゃなかった私は、セールの陰でぼんやりしていた。
そんなとき、「片陰」という夏の季語を思い出した。
ヨットの上でも「片陰」というのかな。
日差しが当たる方は、相当暑そう。
夫はそちらでトリムを研究している。
暑い方に行く気にはなれず、ぼーっと船を眺めたり、魚の群れを探したり。
家に帰って、調べてみる。
「片陰」……日陰。特に、夏の午後に家並みなどの片側にできる日陰。
《季 夏》「―をもとめてすでに海の風/汀女」
「片陰をもとめてすでに海の風」
汀女の句は、たぶん海沿いの町を歩く風景ではないかと思われる。
でも、今日のヨットの上みたい……。
暑気にやられた頭でぼんやり考えていた。
2012-08-01 22:23
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コメント(4)
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季語っていいですよね。その言葉だけで広がるイメージがたくさんあって。
この記事にもたくさんのイメージがこめられていて、暑い夏の日差し故の日陰のほっとしたありがたみを感じます。
by reiko (2012-08-02 21:21)
毎日暑いですね。海も暑かったです。
セールの陰の涼しさに「温度差は何度くらいかしら。」
と思いました。
ちなみに「ヨット」は夏の季語だそうです。
イメージ的には「当然」なんでしょうが、
私の中では、「当然」じゃなくなってきてますね。
by ちはやママ (2012-08-03 08:51)
コメントでは初登場のちはやです。
記事には何度か登場したことありますね(笑)
母上様、一句一句!
いい季語見つけたんだから是非一句!
by ちはや (2012-08-05 21:38)
あら、珍しい。コメント、ありがとう。
現在、俳句を作るには、感性がちょっと鈍っていると思います。
大歳時記を眺めながら、磨きをかけますね。
by ちはやママ (2012-08-06 22:32)