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憂鬱な雨 [今日の私]

3月27日 雨のち曇りのち雨。


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3月29日 午前中ちょっと晴れて午後は曇り、そして雨。


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3月31日 朝からずっと雨。ちょっと雨が止んでも曇り空。



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憂鬱な雨の降り続く春です。


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ニュースを見るのも聞くのもしんどい毎日です。



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この雨で、ウォーキングも一週間近くできてないです。
ヨットの下架や来客など、いろいろ用事も重なりましたし。
動かないと、せっかく落とした体重も戻りそう……。


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しかし、ストレスをためるのは「免疫力」なるもののためにも良くないそうです。
楽しい、美しいと思える心は曇らせたくないです。


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社会のご迷惑になるような行動は避け、
きちんと食べて、健康を維持しようと思います。


早く大きな息のできる日が来ますように。



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山桜はおもしろい [花や木]

去年の冬は、「西南の役」の戦跡を歩いていた。
竹田市の鴻巣台はその激戦の地である。


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そこには、山桜の大木があった。
昨年の3月30日に「西南の役の生証人の桜」を見に行ったら
すでに葉桜だった。


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今年こそは……と思って、3月21日に見に行ったら、
すでに葉桜になりかけ。



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今年もこの桜の満開を見逃した。


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今年は桜の開花が早いということだが、
毎年紹介している「阿蘇の一心行の大桜」の「子ども」たちは、
22日の段階で、まだ咲き始め。


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この桜の苗は、夫が実生の苗を育て、
わが家の近くの河岸に、隣保班の人たちと一緒に植えたわけだが、
そのとき、私の実家の休耕田にも一本植えた。


棚田の端っこの田んぼは、当時、葛や笹に覆われていたが、
それを刈り、場所をつくって植えたのだった。


私たちは一度草刈りに行ったが、後はほとんど弟任せ。
弟は草刈りをして、栗や柑橘類を周囲に植えた。


22日の夜、その桜が満開と実家の弟夫婦から連絡があった。
「え?うちの桜はまだなのに……。」
同じ木から生まれたはずなのに、山桜の開花は全く一緒でない。



23日のウォーキングは、お弁当を買って、実家の桜を見に行くことにした。


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ここは私たちが子どもの頃、「半島」と呼んでいた場所で、
曲がった棚田の端のせり出した部分だった。
近くの県道からは突き出した半島のように見える。
そこに白く大きなぼんぼりのように桜が見えるようになった。



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田んぼの畦を歩いて桜のそばに行くと、
思ったより大きくなっているのにびっくり。
わが家の河岸の桜よりずいぶん大きい。

親木である「一心行の大桜」に風情は似ている。


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お弁当を食べながら、「植え付けてもう何年かなあ。」
と、毎年繰り返す会話を、今年も繰り返していたのだった。
(帰って調べたら、2007年に植え付け。)
あと10年もしたら、ちょっと有名になるかも。


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桜の下で、遠くのウグイスの声を聞きながら、しばらく時を過ごした。


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夜、弟に
「(満開を)教えてくれてありがとう。すばらしかった。草刈り、ありがとう。」
とメッセージを送ったら、

「植えてくれてありがとう。花が散ると、しばらくはウグイスの止まり木になります。」
と返信があった。


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西南の役の桜、一心行の桜とその子どもたち……山桜は本当に個性いろいろ。
山桜はやはりおもしろい。


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……明日は「花散らしの雨」になるらしい。




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モグラと闘う庭造り [今日の私]

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「裏庭でビールを」と、裏庭改造計画を少しずつ少しずつ進めてきたが、
いよいよ「ビールを飲む場所」に手を付けた。
(おおげさ!)
いわゆるテーブルや椅子を置く場所である。


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やはり足下は固くして、葉陰にくつろぐ、それなりの場所にしたい。
これは夫の協力なくしてはできぬ仕事である。



私たちの作業手順は次の通り。


1.私は、アバウトに希望を述べ、夫と相談の結果、庭の一画に場所を定めた。

2.植木などを移動した。
  (しばらく放置、再び春が来る。)

3.近くの量販店コ〇リに何度か足を運び、材料を確認した。

4.夫は、ネットでどのような手順でやるべきか調べ、計画を立てた。

5.煉瓦をどのように置くかデザインを考えた。

6.軽トラで、コ〇リに路盤材やバラスを買いに出かけた。

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7.地面を固める「転圧機」を夫は自分で作った。


  こだわりの転圧機

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8.庭の一画を、約2メートル×2メートル、深さ10センチメートルで掘り下げた。


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ところが、ここで、モグラの通路と「ビール飲みスペース」が重なることが判明。
穴がボコボコと……。


これまでモグラは裏庭の地下を自由に使っていたと見える。
球根や花木を植えるときに、その穴に気がつかないわけではなかったが、
特に問題はなかったので、放っておいた。


モグラにしてみれば、「今さら、何で?」と言いたいところであろう。
しかし、ここは私たちの土地である。
私たちに用途ができたからには、好き勝手にはさせられぬ。




9.きれいに整地し、バラスを敷き転圧した。


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その翌朝のことである。
モグラの通路が表面に現れた。


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モグラは、ここは自分の通路であると自己主張しているようである。


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10.私たちはモグラの通路をつぶし、バラスの上から路盤材を敷き、転圧した。



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そのわずか一時間後の夕刻、またしてもモグラの主張!!


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「え~!!もう????」


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負けてはおられぬ。
こんもり盛り上がった土の上に、転圧機をどすんとのせて、穴をつぶした。




その翌朝がこれである。


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モグラの抵抗が見て取れる。さすがに重しの所は通れなかったようである。


重たい煉瓦を乗せれば大丈夫だとは思うが、
しぶとい奴らのことである。せっかく築いた場所を壊されても困る。


ネットで調べたところ、モグラを寄せ付けない方法がいくつもあった。
とりあえず、ナフタリンなどのいやな匂いで寄せ付けないようにする……
という方法を選択。


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モグラの通路にしこたまぶち込んでやった。


効き目があるのかは定かではない。
「命まではとらぬ故、別の道を進むがよかろう。」




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11.軽トラで、煉瓦、路盤材、砂、珪砂などをコ〇リに買いに行く。


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12.路盤材を補充し、モグラが通った跡を押しつぶし、再度転圧。
   その上に砂を置く。
 
13.デザインの通りに煉瓦を敷いていく。
   夫は一つ一つ水準器を置き、こんこんとゴムハンマーで打ち付けていく。


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三分の二ほど敷いたところで、エネルギー切れ。 

……というところまでが今日の作業である。
素人の、しかものんびりした夫婦の仕事であるから、
多少のゆがみや隙間はご愛敬である。


作業終わりになって、「猫の手は役に立たない」ということを証明しに来たのか?


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モグラを追い払うくらいやってみるがよかろう。


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さて、今晩、モグラはどのような反撃に出るのか。
明日の朝が楽しみではある。




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我が町に「山口県」があった [びっくり]

黄色のガードレールと言えば山口県。


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こちらは2014年の7月19日。
長門のヨットレースに行く途中で
「ああ、山口だなあ。」と感慨を覚えて撮影したもの。
(その後何回も山口に行ったから、もう珍しくなくなったけれど。)


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調べたところによると、
ガードレールが黄色なのは、
昭和38年(1963年)の山口国体を機に「夏みかん」の色に統一されたからだとか。



で、こちらは大分県のわがふるさと。



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2020年3月10日、晴れ。例によってウォーキングの最中。



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思わず二度見。



自宅から数キロ、わが家と地区は違うが、間違いなく同じ町内。
わがふるさとに数メートル「山口県」があったなんて。
今まで自転車で何回か通ったけれど、気がつかなかったなあ。



じゃあ、こちらは県境?


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なぜ、ここに黄色いガードレールが一部だけあるのか、理由が知りたい。
今度 ウォーキングのとき、近くに地元の人がいたら聞いてみたいと思っている。



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ちょっとした想定外 [今日の私]

ささやかな裏庭、その改造に手がけて再び春を迎えたが、
まだまだどうなるかわからない状態。

思い立ったときに、少しずつ花の種類を増やしてきた。
が、この時期になって、ちょっとした想定外が頻発。
どうでもいいような想定外なんだけど。


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10月にパンジーやビオラの苗を植えたときは、
まだ小さかったから、プランターに何個も入れたら、


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今、ぎゅうぎゅうで苦しそうで、どうしたものかと悩んでいる。


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春になったら楽しくなるように、球根をいろいろ植えてみた。


クロッカスは、パンフレットにあったような
いろいろな色が一つの鉢に咲き乱れる構図を期待していたんだけど、
まず黄色が咲いて、黄色が枯れたら次の色、というように
時間差で咲いてくるから、イマイチな状態。


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手作り感満載の花壇。


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ムスカリが冬の間に、葉っぱだけ異常に伸びてしまった。


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花は咲くのかと思ったら、ちゃんと花が咲いたので、これはまあよかろう。


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問題は一重のアネモネ。


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球根の袋を買ったとき、
いろんな色が混じっていると思っていたのに、
咲くのはなぜが白ばかり。


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白の球根を買ったのかなあ……と思っていたら、
赤が一本ひょろり。何で~?

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去年はここには何もなかったはずだが……と思うような場所から
スイセンが咲いたりシャクヤクが芽を出したり……。


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ボケが咲き、花桃やスモモが花をつけ始め、
様々な花木が芽を出し始めた。


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でも、去年植えたコたちは、
ちゃんと冬を乗り切れたのかまだわからない……。


これから、どんなまとまりのない様相になるのか……。
全体像をお見せするわけにはいかない私の庭なのである。



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最大の想定外は、
「裏庭でビールを。」が目標だったのに、
相棒が全くと言って良いほど飲まなくなっちゃったこと。

だから、隣の畑を作っている奥さんと
「庭が整ったら一緒に飲もうねえ……。」
と今日の午前中に約束をとりつけた。


というわけで、もう少し頑張ってみる。


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御嶽(おんだけ)山に登る② [山歩き]

御嶽は古くから信仰されている山で、お山そのものがご神体だ。

山頂の神社には、土地の神、山の神、薬の神が祭られているということだった。
勝負の神としても近郷の人たちから信仰されている……という記事があった。
へえ、知らなかったな。

調べたら、岡藩藩主の祈願所でもあったそうだ。



神社の裏手を5分ほど登ると、眺めのよい岩場になって、
ここには仙人が座したと言われているそうな。

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その大きな岩の向こう(西)に阿蘇。


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もうひと登りして、


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仙の嶽のシンボルのような枯れ松。

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そして……標高568メートル。



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北に久住連山。その存在感!!



南に目をやれば

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傾山が近い!!


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ここからは祖母山の形もずいぶん違う。

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※これが町から眺めるいつもの傾山と祖母山。


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県南から宮崎方面へと連なる山々が南に広がる。


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分け入っても分け入っても青い山……山頭火だねえ。


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仙の嶽の南面にはミツバツツジがすでに咲いている。


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北面はまだ蕾。

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北の方向を改めて眺めれば、写真の中程の山間の町が私たちのふるさと。


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あ!由布岳も見えているよ!!


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山頂からの風景にしばらく興奮して、やっとお昼ご飯。


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私たちはこんなところにいる。


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そして、また飽きず、風景を眺めている。
夫がリュックに入れてきた双眼鏡が役立っている。


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「うちはどこ?実家はどこ?」
「うちは山陰で見えないな。」
「白い大きな建物が中学校だね~。実家はあの左方向だから……わからないよ~。」

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「岡城はどこ?」
「イマイチわからない。あの辺りだと思うが……。」


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西から北、北から東にかけての方向を再度眺める。海が見えるかな~。


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「いいところに住んでいたんだねえ……。」




誰も来ない山頂。ゆっくりふるさとを眺めたら、「さあ、帰ろう。」



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神様に会えたような気分。


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原生林の一部が残ってる。


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前回 しいたけの作業をしていた地元の方は、
子どもの頃、遠足でこのお山に来ると
帰りは下草のない原生林の中を
猿のように遊びながら麓まで駆け下ったのだという。

私たちは、さすがにそれはできないから、
桜並木のつづら折りの道を下り……


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峠から林道に入って杉やクヌギの下を下る。


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桜が咲いたらまた来よう。若葉の頃も良いかもね。


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御嶽(おんだけ)山に登る① [山歩き]

3月12日、前日の強風がウソのようにおだやかになった。


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夫が言う。
「御嶽に登ろう。」
「どのくらい体力がついたか試してみたい。」


サイクリングができないからせっせと歩いてきたが、
2月20日には御嶽山を目指したものの、途中の峠(標高378メートル地点)で挫折。
まだ山登りの身体ができていなかった。

それから 用事がある日や体調がすぐれない日を除いて13日、
坂道をできるだけコースに入れて歩いてきた。
歩いた距離は97.5キロメートルになった。


この日は標高568メートルの山頂を目指す。さて、成果は?


お母ちゃんをお年寄りサロンに送り出して雑用を片付けて、
前回と同じ御嶽の登り口に着いたのが11時。
お母ちゃんが帰る午後3時までに登って下りて、家に帰り着いていたい。


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前回と同じ林道(日本一のイチイガシがある)を登るのだが、
入り口に柵があるのがなんとも……。


この林道も御嶽神社への古い参道だったのだろう。


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遠くにシカの声を聞き、
春めいた山道を歩く。


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成果は……あった。思ったより歩みが力強くなっている。


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あの鳥居が見えたら、もうすぐ峠だ。



坂道も休むことなく登り、前回挫折した峠に着いた。林道の終点。


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峠からは桜並木の道を歩く。
桜並木はつづら折りの道で、けっこう足にこたえる。


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桜の蕾はすでに膨らみ、開花へのエネルギーが充填されているようである。


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「桜が咲いたら見事だろうねえ……。」


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登るにつれて景色が好くなる。


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やっと御嶽神社入り口まで来た。ここで標高480メートル。


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杖を借りる。


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お山自体がご神体。神様に会いにゆく。


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まず最初の石段。


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ちょっと歩いて、


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また石段。


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何回か来たことはあるが、こんなに石段があったとは……。
若いときはひょいひょい登っていたのに。


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また石段~?


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やっと御嶽神社にたどり着いた。


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神社の裏手に回り、そこから山頂「仙の嶽」へ。


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杖はここに置いていく。両手が空かないと困るから。


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なぜなら、鎖~!


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神様に会うのは大変。鎖の場所を通り抜けると……。


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あと少し!


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ワォ!
麓の集落が見える。あの辺りから歩いてきたんだ。


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絶景まであとちょっと!!








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9年。 [忘れてはいけないこと]

2011年は、
ある意味、過去を振り返るときの
道標のような年だと言える。


この9年の間に
「想定外」と言われることが多発している。
現在のコロナウイルス感染もしかり。 
2020年もそんな特別な年になるのだろうか。


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春の田舎道を夫と歩くとき、お宮や道ばたの小さな祠に手を合わせ、
ささやかな安寧を祈っている。


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それは、私たちだけではないようだ。


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久しぶりに雛飾り [今日の私]

この数年間の2月から3月ときたら、
毎年 風邪薬とドリンク剤でしのいでいるような有様だったから
雛飾りに回す気力と体力がなくて、
雛人形も仕舞われたままだった。
娘よ、お雛様よ、許せ。


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今年こそは……と飾ったのが2月26日。
立春には飾ろうと思っていたのだが……。


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箱から出ていただいて、並んでいただくと
「まあ、こんなお顔だったのね。」
と上品なお顔に感心することしきり。


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娘のお節句の時、
実家からは私の雛人形が来て、
この雛人形は夫の両親がそろえてくれた。


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じいちゃん(夫の父)と娘で雛飾りをしたのが2011年、
その年の11月にじいちゃんは亡くなった。
それきり箱の中。


その年の3月、甥っ子が遊びに来ていて(当時二十歳は過ぎていたはずだが)
「お雛様がある部屋では泊まれない。」とか言うので、
夫と一緒になって
「それがいいかもね、ときどき朝になると位置が変わってるから。」
「夜中に話し声がするからねえ。」
なんて言ってからかったことを思い出した。
それが今でもトラウマになっているとか。

甥っ子よ、今、君の子どもは男子一人だけど、
女の子が生まれれば君の家にも雛人形は来るのだよ。
おばちゃんはその時が楽しみだ。



……こうやって写真を眺めていると
それもあるかもしれない……と思ってしまう。


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光の具合や角度で表情が違って見える。



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口を開けているのは謡っていたのね。「高砂」が聞こえそう。



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「おひさしぶりね。やっとお目にかかれたわ。」


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「きれいなお顔がそのままで好かった。」


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「ねずみが走るのをやっつけたかったのだが。」


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「あれには参りました。最近は猫のおかげで静かになりましたね。」


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「あら、久々に出てきたら、娘はもう嫁にいってるじゃないの。」


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……こんな会話が交わされているのかも。



3月3日は過ぎたが、娘も無事に嫁に行けたことだし、
桃の花が咲き終わるくらいまで飾っておこう。


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ウォーキングで「思い出ぽろぽろ」  [ふるさと]

夫が生まれ育ったのは、今の家から数㎞西の山間部に入った地区です。


小学校二年生までその地区の小学校にいて、
三年生になったときに両親が今の家を建て、現在地に越してきました。


一方、私の実家は同じ町内で、数㎞北の山間部にあります。
小学校まで約3㎞の道のりを歩いて通っていました。


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夫が五年生の時、私は一年生で、二年間同じ小学校にいたはずですが、
その頃は、お互いを全く知りませんでした。


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さて、ダイエットウォーキングは、
それぞれが幼少時に過ごした場所を歩きました。


2月25日には、私の実家の近くを歩きました。
歩いていると、これまで思い出しもしなかったようなことが思い出されます。


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「近くの悪童たちと近所のグミやナツメを盗んだんだよ。」
「夏はね、学校帰りに、あの『い(井)のこ』で必ず水を飲んだよ。」
  (湧き水の出る場所を私たちはこう呼んでいました。)
「秋になると、ここにはリンドウの花が咲いていたんだよ。」
「夏場はマムシが怖くて通れないあぜ道が、冬場は通学路になるんだよ。
 怪我をしてここで動けなくなったことがあるよ。」


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いつも遊んだ実家の石段。


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家族とのやりとりや当時の遊びなど、一足毎に思い出ぽろぽろ……。
8.2㎞の道のり11660歩の歩数に負けない思い出があったような気がします。


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2月27日には、夫が生まれ育った地域を歩いたのですが、
これまた一足毎に思い出ぽろぽろ。


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バス停では、「お母ちゃんの実家から帰るとき、一本バスが遅れて、
迎えに来たお父ちゃんが腹を立ててね……。」


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やれ茎の生い茂る休耕田では、
「ここは、昔、うちの田んぼで、草刈りにも来てたんだけどね。」


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昔の家があった場所近くでは、
「妹をかばいながら、近所の悪童とケンカしたよ。」

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道の小さな分岐の一つ一つもどこにつながるか覚えていて、確認をしながら歩くのでした。
そして、石碑があると、必ず見に行くのです。


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夫が二年生まで通った小学校は廃校となり、跡地は太陽光のパネルが並んでいました。


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丘陵地帯からは、祖母山系がぐっと近く美しく見えます。


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南の谷の向こうに歩いてきた道が見えるのは、爽快な気分でした。
遠くに夫が通った小学校の跡地が見えます。


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北は久住連山。


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同じ町内で生まれ育ったとは言え、
夫が育った辺りは全く私の知らない地域で、
こんなところにこんな生活があったのだと感心するばかり。

この日は、9.1㎞、13017歩、思い出をたどりながら歩きました。



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いつも生活する場所、いつも車で通る場所
……そこから、少し歩いただけで知らない世界があったのだと、
今さらながら「自分の見ていた世界って狭かったんだわ。」と思うのでありました。


「歩き」もまた楽し。
さて、また歩きに行こうっと。

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