ウォーキングで「思い出ぽろぽろ」

夫が生まれ育ったのは、今の家から数㎞西の山間部に入った地区です。


小学校二年生までその地区の小学校にいて、
三年生になったときに両親が今の家を建て、現在地に越してきました。


一方、私の実家は同じ町内で、数㎞北の山間部にあります。
小学校まで約３㎞の道のりを歩いて通っていました。





夫が五年生の時、私は一年生で、二年間同じ小学校にいたはずですが、
その頃は、お互いを全く知りませんでした。







さて、ダイエットウォーキングは、
それぞれが幼少時に過ごした場所を歩きました。


２月２５日には、私の実家の近くを歩きました。
歩いていると、これまで思い出しもしなかったようなことが思い出されます。






「近くの悪童たちと近所のグミやナツメを盗んだんだよ。」
「夏はね、学校帰りに、あの『い(井)のこ』で必ず水を飲んだよ。」
　　(湧き水の出る場所を私たちはこう呼んでいました。)
「秋になると、ここにはリンドウの花が咲いていたんだよ。」
「夏場はマムシが怖くて通れないあぜ道が、冬場は通学路になるんだよ。
　怪我をしてここで動けなくなったことがあるよ。」






いつも遊んだ実家の石段。





家族とのやりとりや当時の遊びなど、一足毎に思い出ぽろぽろ……。
８．２㎞の道のり１１６６０歩の歩数に負けない思い出があったような気がします。










２月２７日には、夫が生まれ育った地域を歩いたのですが、
これまた一足毎に思い出ぽろぽろ。






バス停では、「お母ちゃんの実家から帰るとき、一本バスが遅れて、
迎えに来たお父ちゃんが腹を立ててね……。」





やれ茎の生い茂る休耕田では、
「ここは、昔、うちの田んぼで、草刈りにも来てたんだけどね。」






昔の家があった場所近くでは、
「妹をかばいながら、近所の悪童とケンカしたよ。」





道の小さな分岐の一つ一つもどこにつながるか覚えていて、確認をしながら歩くのでした。
そして、石碑があると、必ず見に行くのです。








夫が二年生まで通った小学校は廃校となり、跡地は太陽光のパネルが並んでいました。













丘陵地帯からは、祖母山系がぐっと近く美しく見えます。






南の谷の向こうに歩いてきた道が見えるのは、爽快な気分でした。
遠くに夫が通った小学校の跡地が見えます。






北は久住連山。






同じ町内で生まれ育ったとは言え、
夫が育った辺りは全く私の知らない地域で、
こんなところにこんな生活があったのだと感心するばかり。

この日は、９．１㎞、１３０１７歩、思い出をたどりながら歩きました。






いつも生活する場所、いつも車で通る場所
……そこから、少し歩いただけで知らない世界があったのだと、
今さらながら「自分の見ていた世界って狭かったんだわ。」と思うのでありました。


「歩き」もまた楽し。
さて、また歩きに行こうっと。

コメント 4

子供の頃の行動範囲ってほんと狭かったですね。
同じ校区でも少し離れると殆ど行ったことなかったなぁ
田舎なんですが城下町の小学校なので自然の中で遊ぶのは城山でした。
陣地を作って遊んだ場所も今は立入禁止、いや昔も禁止されてたけど無視してただけか(^_^;)
by ケース家 (2020-03-08 16:01) 

＞ケース家様

城山もけっこう遊べそうですね。
いろんな秘密基地があったでしょう。
「陣地」というのが懐かしい言葉。
今日も、歩いているとき、
「こんな木がある場所は陣地にしたよね。」
なんて話してました。
けっこう危ない目にも遭ったなあ……と、
親の心配が思いやられたことでした。
by ちはやママ (2020-03-08 19:39) 

良い想い出を持ってますね。
誰にも負けない宝物です。
僕も、０歳から６歳までの滋賀県の田舎の想い出と、７歳からの京都の想い出を大事に温めています。
by 萬木寛次 (2020-03-09 14:32) 

＞萬木寛次様

歩かなければ思い出せないこともたくさんありました。
「歩き」の楽しさを再確認。
今日は定期的な内科の検査で、
夫は断酒とウォーキングの成果が出ていたそうです。
γ-ＧＴＢの数値が１月に比べて激変。すごくよくなりました(*⌒▽⌒*)

今日はＢＣで琵琶湖の四季を見ました。
素敵なところですねえ。京都はもちろんですが。


by ちはやママ (2020-03-09 19:54)