モグラと闘う庭造り [今日の私]
「裏庭でビールを」と、裏庭改造計画を少しずつ少しずつ進めてきたが、
いよいよ「ビールを飲む場所」に手を付けた。
(おおげさ!)
いわゆるテーブルや椅子を置く場所である。
やはり足下は固くして、葉陰にくつろぐ、それなりの場所にしたい。
これは夫の協力なくしてはできぬ仕事である。
私たちの作業手順は次の通り。
1.私は、アバウトに希望を述べ、夫と相談の結果、庭の一画に場所を定めた。
2.植木などを移動した。
(しばらく放置、再び春が来る。)
3.近くの量販店コ〇リに何度か足を運び、材料を確認した。
4.夫は、ネットでどのような手順でやるべきか調べ、計画を立てた。
5.煉瓦をどのように置くかデザインを考えた。
6.軽トラで、コ〇リに路盤材やバラスを買いに出かけた。
7.地面を固める「転圧機」を夫は自分で作った。
こだわりの転圧機
8.庭の一画を、約2メートル×2メートル、深さ10センチメートルで掘り下げた。
ところが、ここで、モグラの通路と「ビール飲みスペース」が重なることが判明。
穴がボコボコと……。
これまでモグラは裏庭の地下を自由に使っていたと見える。
球根や花木を植えるときに、その穴に気がつかないわけではなかったが、
特に問題はなかったので、放っておいた。
モグラにしてみれば、「今さら、何で?」と言いたいところであろう。
しかし、ここは私たちの土地である。
私たちに用途ができたからには、好き勝手にはさせられぬ。
9.きれいに整地し、バラスを敷き転圧した。
その翌朝のことである。
モグラの通路が表面に現れた。
モグラは、ここは自分の通路であると自己主張しているようである。
10.私たちはモグラの通路をつぶし、バラスの上から路盤材を敷き、転圧した。
そのわずか一時間後の夕刻、またしてもモグラの主張!!
「え~!!もう????」
負けてはおられぬ。
こんもり盛り上がった土の上に、転圧機をどすんとのせて、穴をつぶした。
その翌朝がこれである。
モグラの抵抗が見て取れる。さすがに重しの所は通れなかったようである。
重たい煉瓦を乗せれば大丈夫だとは思うが、
しぶとい奴らのことである。せっかく築いた場所を壊されても困る。
ネットで調べたところ、モグラを寄せ付けない方法がいくつもあった。
とりあえず、ナフタリンなどのいやな匂いで寄せ付けないようにする……
という方法を選択。
モグラの通路にしこたまぶち込んでやった。
効き目があるのかは定かではない。
「命まではとらぬ故、別の道を進むがよかろう。」
11.軽トラで、煉瓦、路盤材、砂、珪砂などをコ〇リに買いに行く。
12.路盤材を補充し、モグラが通った跡を押しつぶし、再度転圧。
その上に砂を置く。
13.デザインの通りに煉瓦を敷いていく。
夫は一つ一つ水準器を置き、こんこんとゴムハンマーで打ち付けていく。
三分の二ほど敷いたところで、エネルギー切れ。
……というところまでが今日の作業である。
素人の、しかものんびりした夫婦の仕事であるから、
多少のゆがみや隙間はご愛敬である。
作業終わりになって、「猫の手は役に立たない」ということを証明しに来たのか?
モグラを追い払うくらいやってみるがよかろう。
さて、今晩、モグラはどのような反撃に出るのか。
明日の朝が楽しみではある。