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久しぶりに雛飾り [今日の私]

この数年間の2月から3月ときたら、
毎年 風邪薬とドリンク剤でしのいでいるような有様だったから
雛飾りに回す気力と体力がなくて、
雛人形も仕舞われたままだった。
娘よ、お雛様よ、許せ。


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今年こそは……と飾ったのが2月26日。
立春には飾ろうと思っていたのだが……。


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箱から出ていただいて、並んでいただくと
「まあ、こんなお顔だったのね。」
と上品なお顔に感心することしきり。


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娘のお節句の時、
実家からは私の雛人形が来て、
この雛人形は夫の両親がそろえてくれた。


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じいちゃん(夫の父)と娘で雛飾りをしたのが2011年、
その年の11月にじいちゃんは亡くなった。
それきり箱の中。


その年の3月、甥っ子が遊びに来ていて(当時二十歳は過ぎていたはずだが)
「お雛様がある部屋では泊まれない。」とか言うので、
夫と一緒になって
「それがいいかもね、ときどき朝になると位置が変わってるから。」
「夜中に話し声がするからねえ。」
なんて言ってからかったことを思い出した。
それが今でもトラウマになっているとか。

甥っ子よ、今、君の子どもは男子一人だけど、
女の子が生まれれば君の家にも雛人形は来るのだよ。
おばちゃんはその時が楽しみだ。



……こうやって写真を眺めていると
それもあるかもしれない……と思ってしまう。


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光の具合や角度で表情が違って見える。



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口を開けているのは謡っていたのね。「高砂」が聞こえそう。



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「おひさしぶりね。やっとお目にかかれたわ。」


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「きれいなお顔がそのままで好かった。」


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「ねずみが走るのをやっつけたかったのだが。」


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「あれには参りました。最近は猫のおかげで静かになりましたね。」


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「あら、久々に出てきたら、娘はもう嫁にいってるじゃないの。」


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……こんな会話が交わされているのかも。



3月3日は過ぎたが、娘も無事に嫁に行けたことだし、
桃の花が咲き終わるくらいまで飾っておこう。


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