新門司マリーナヨットレース2016④こんなときどうしたらいいですか? [ヨット]
レースは第一マークを回って、次のマークを目指しているところ。
スピンでちょっと風が出ると、うちのヨットは力強く進む。
シートにかかる力が大きくなって
天開さんからEパパにバトンタッチ。
後ろからの風のときは静かだから、眠くなっちゃうよね。
ちょっと大きめに撮っているけれど、実際に先行艇に近づいていたと思う。
しかし、次の写真に至るまでCHIHAYAの艇上は大変なことになっていた。
さあ、この状況をどう言葉で説明しよう。
戦々恐々の有様をうまくお伝えできるかどうか……。
一年ぶりぐらいにスピンポールを触る人と
初めてこのヨットでレースに出る人と
久々に自分のヨットでレースに出る人がジャイブをすると……。
……スピンがあっという間にフォアステイに絡んじゃったのだ。
カメラやらビデオやらEママに預けて私もバウにとんでいく。
初動で遅れちゃったら もうどうしようもない。
船の頭を右に左に振っても どんどん絡むばかり。
少しは改善したかと思うとまた絡む……。
夫は天開さんにヘルムをとってもらうと、スピンをほどくのに参戦したが、
しかし、すぐにどうこうなるもんじゃない。
私はスピンセールの下の方を抱きしめているが、
こんなときってけっこう風の影響を受けるのね、
上の方に風が入ると、身体ごと海にもっていかれそうになる……。
落水はしたくないからパルピットを支えにふんばっている。
夫たちは打開策をいろいろ言っているけれど、
スピンはマストの上の方でねじれまくってもうガチガチの状態。
ちょっとやそっとではほどけそうにない。
とうとうスピンに風を入れないようにねじってしまおう、
そして、後で何とか外そう……という苦肉の策を考えついて、
スピンをねじってしまうことにした。
三人がかりでスピンをねじる、ねじる……。
思わず「いーとーまきまき♪いーとーまきまき……♪」と動揺を隠して童謡を歌う私。
このとき誰も口にださなかったが、誰もがDNFは覚悟していたと思う。
スピンが一本のねじり棒になったところで、
その棒をくいっくいっと動かしていたら、
なんとかフォアステイから外れて、スピン収納成功。
ジブと交換することができた。
このとき、最後のマークをずっと通り過ぎて
ずいぶん違うところに船は進んでいたが、
なんと一直線でゴールできそうである。
そのまますんごい勢いで追い込みに入った。
ジャイブがうまくいっていたら……という後悔より
スピンが収納できて、ゴールできるという喜びの方が大きかったと思う。
写真からは安堵の表情が……。
無事ゴール。
写真のピンが合わせられなくてごめんなさい。
ごめんね、これに懲りずにまた遊びに来てね。
いつになくよく働いて
写真もビデオも空白の時間が生じてしまったし首は凝るしで もうクタクタ。
ヤマシタさんにビデオをお返しするとき
あまり撮れなかった事情をお話しすると笑っていらっしゃった。
これを記事にするのは恥ずかしいよな……と思いつつ
忘れ難いレースの思い出として今後の戒めとして残しておくことにする。
次の湯けむりでは、御指南をいただくべく強力な助っ人をお願いしている。
どうか台風に邪魔されませんように。
……では最後に、「ねじり棒」をご覧いただこう。
ねじれをもとに戻すのは大変だったらしい。
スピンでちょっと風が出ると、うちのヨットは力強く進む。
シートにかかる力が大きくなって
天開さんからEパパにバトンタッチ。
後ろからの風のときは静かだから、眠くなっちゃうよね。
ちょっと大きめに撮っているけれど、実際に先行艇に近づいていたと思う。
しかし、次の写真に至るまでCHIHAYAの艇上は大変なことになっていた。
さあ、この状況をどう言葉で説明しよう。
戦々恐々の有様をうまくお伝えできるかどうか……。
一年ぶりぐらいにスピンポールを触る人と
初めてこのヨットでレースに出る人と
久々に自分のヨットでレースに出る人がジャイブをすると……。
……スピンがあっという間にフォアステイに絡んじゃったのだ。
カメラやらビデオやらEママに預けて私もバウにとんでいく。
初動で遅れちゃったら もうどうしようもない。
船の頭を右に左に振っても どんどん絡むばかり。
少しは改善したかと思うとまた絡む……。
夫は天開さんにヘルムをとってもらうと、スピンをほどくのに参戦したが、
しかし、すぐにどうこうなるもんじゃない。
私はスピンセールの下の方を抱きしめているが、
こんなときってけっこう風の影響を受けるのね、
上の方に風が入ると、身体ごと海にもっていかれそうになる……。
落水はしたくないからパルピットを支えにふんばっている。
夫たちは打開策をいろいろ言っているけれど、
スピンはマストの上の方でねじれまくってもうガチガチの状態。
ちょっとやそっとではほどけそうにない。
とうとうスピンに風を入れないようにねじってしまおう、
そして、後で何とか外そう……という苦肉の策を考えついて、
スピンをねじってしまうことにした。
三人がかりでスピンをねじる、ねじる……。
思わず「いーとーまきまき♪いーとーまきまき……♪」と動揺を隠して童謡を歌う私。
このとき誰も口にださなかったが、誰もがDNFは覚悟していたと思う。
スピンが一本のねじり棒になったところで、
その棒をくいっくいっと動かしていたら、
なんとかフォアステイから外れて、スピン収納成功。
ジブと交換することができた。
このとき、最後のマークをずっと通り過ぎて
ずいぶん違うところに船は進んでいたが、
なんと一直線でゴールできそうである。
そのまますんごい勢いで追い込みに入った。
ジャイブがうまくいっていたら……という後悔より
スピンが収納できて、ゴールできるという喜びの方が大きかったと思う。
写真からは安堵の表情が……。
無事ゴール。
写真のピンが合わせられなくてごめんなさい。
ごめんね、これに懲りずにまた遊びに来てね。
いつになくよく働いて
写真もビデオも空白の時間が生じてしまったし首は凝るしで もうクタクタ。
ヤマシタさんにビデオをお返しするとき
あまり撮れなかった事情をお話しすると笑っていらっしゃった。
これを記事にするのは恥ずかしいよな……と思いつつ
忘れ難いレースの思い出として今後の戒めとして残しておくことにする。
次の湯けむりでは、御指南をいただくべく強力な助っ人をお願いしている。
どうか台風に邪魔されませんように。
……では最後に、「ねじり棒」をご覧いただこう。
ねじれをもとに戻すのは大変だったらしい。
2016-10-01 20:02
nice!(0)
コメント(4)
トラックバック(0)
そんな経緯があったのですね。
私なんかシングルですので、展開・ジャイブ時にジェネカーを絡ませること多々あります。
どうしようもなくなって同じように糸巻き巻き状態にして帰港したことも。
一人で揚げるのは止めようとその度に思うのですが、シングルで展開・ジャイブが決まった時、颯爽と走る快感が忘れられず、懲りずに揚げてます。
前回の新門司クラブレースの時はジャイブ時に絡ませ、何とか解けた時には大きくコースから外れ最下位、その後ビックジェネカーの効力を得て7~8艇を抜きましたがレーティングで最下位でした。
台風避けてくれれば良いのですが…
仕事柄、被害(建物等)が出ると湯けむりに行けなくなります。( ノД`)
by Southern Wind (2016-10-02 04:27)
>Southern Wind様
やはり糸巻き状態ですか!
早めにぱぱっと対応すればよいのでしょうが、
あっという間の出来事で
あれよあれよという間に……でした。
こんなとき何もできない自分がちょっと情けないですね。
さて、台風、困ったものです。
ピースカップという楽しみも奪われてますから、
今度重なったら「爆発」してしまいそうです。
無事に通過することを祈りましょう。
by ちはやママ (2016-10-02 08:43)
怖い目に遭いましたね。
糸巻き状態では無く、上の方だけ風をはらんだら最悪。
降りないし、ローリングするし。
無事に回避、良かったです。
あと数日でお逢いできますね。
by 萬木寛次 (2016-10-05 16:48)
>萬木寛次様
全くひどい目に遭いました。
でも、これもよい勉強でした。
かと言って、私は何もできないんですけれど。
お目にかかれるのを楽しみにしています。
by ちはやママ (2016-10-05 20:52)