５年

「ＣＨＩＨＡＹＡ」の誕生は２０１１年３月の終わり。
名前をどうするか……と
ハーバーをうろついてヨットの名前をひとつひとつ見て歩いた。

「さくら」という候補があがった。
ＳＡＫＵＲＡはいいと思ったが、
「新幹線じゃないからね。」とお蔵入り。
　

九州新幹線の全線開通イベントの準備に湧く熊本で
夫と娘は震災を知った。
翌日の開通イベントは中止になった。
そんなことを思い出す。


震災の前の夏、娘は三陸海岸を旅している。
大自然の営みの中で一年以内というのは「点」だ。
旅先の写真と被災地の画像を見比べて
悲しみを覚えたという。


震災の年の次の夏に松島を訪れたとき
点在する島の一つにヨットが横倒しになったままだった。


……３月１１日はいろんなことを思い出させる。

当たり前に「明日の約束」が交わせる「今」を大事にしなくては。

コメント 4

津波の映像を見るたびに涙がこぼれます。
ヨットに乗れる幸せを噛み締めないといけませんね。
by ケース家 (2016-03-13 20:51) 

＞ケース家様

そう思います。

３．１１について
書きたいことはいろいろあるのですが、
なかなか思うように表現できないものがあります。

あれから考えさせられたことや
ヨットを通して広がったことを大切にしたいと思います。
by ちはやママ (2016-03-14 03:07) 

音信不通の友人を訪ねて今年こそは仙台に行こうと思いつつもう５年も経ってしまいました
行って何か見つかるわけではないでしょうけれど
by コック長 (2016-03-17 08:32) 

＞コック長様

彼の地にお友達がいらっしゃったのですね。
仙台空港に下りたってはじめて海との近さを感じました。

さまざまな報道や出版物で３．１１を振り返っていますが、
それもほんの一部のことなのだと
被害の甚大さに胸が塞がれる思いです。
by ちはやママ (2016-03-17 22:20)