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ブーニン/ショパンコンクールのCD [音楽]

珍しくクラシック音楽のことなど。


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ずっと外で働いていたから、
家の中にいろいろと溜めてしまって、その片付けに追われる毎日である。



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一昨日は、茶の間や仏間にある引き出しの中身を片付けていた。
ふだん使わない引き出しから懐かしいCDが出てきた。


STANISLAVBUNIN 

CHOPIN PIANO CONCERTO NO.1



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まだ若い頃は、クラシック音楽とは縁のない人生を送っていた。
が、ピアノを弾く夫と出会い、
少しずつクラッシック音楽を聴き始めていた頃のことである。



車を運転していたらラジオから
何だかすごいピアノが流れてきた。



上手く言えないが圧倒されたような記憶がある。
もう一度ちゃんと聴きたいと思った。



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アナウンサーが最後に「ブーニンの………でした。」と言っていたのを聞き取り、
夫に「ブーニンって知ってる?」と聞いたのだが、夫は知らなかった。


当時 大分駅の近くにあった音楽専門店に行き、
「ブーニンっていう人のCDありますか?」(レコードだったかもしれない。)と聞いた。

「ピアノコンチェルトなんですけど。」

「わかりませんね。」



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わからないはずだ、私はブーニンが「作曲家」だと思って問い合わせたのだから。



あのきれいな曲をもう一度聴きたいと思っていたのだが、
ブーニンが演奏者だということに気づかなかったのだ。



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後日 ブーニンフィーバーのきっかけとなったNHKの特集番組を見て、
ブーニンがその年のショパンコンクールの優勝者であり、
そのきれいな曲がショパンの曲だと判明。


夫からは、「ショパンのピアノコンチェルトの一番を知らなかったの?」と言われた。
クラッシックの世界では超有名な曲なんだろうが、
私は知らなかったのだ。



しかし、クラッシックにはまるで素人の心を捉えたブーニンの演奏は
やはりすごかったのだ。
あのときの演奏は世界中で絶賛されていたのだ。



(ちなみに、私たちが好きなピアニスト小山実稚恵さんは、このときの四位入賞者だった。)



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そんな思い出話をしながら、
夫とCDを聴いた。
19歳のエネルギーに満ちた演奏は30数年経った今も
すばらしかった。




ショパンコンクールの覇者となったブーニンのその後はあまり知られていない。
「亡命した。」という話を聞いた覚えがあった。




ネットでいろいろ調べたら、なんと日本にいらっしゃるとか。
奥様は日本人だとか。



今、どんな毎日を送っていらっしゃるのかはわからないが
心おだやかにピアノと暮らしていてくれたらいい。



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……こんな調子で、CD一枚に引っかかってしまうのだから、
断捨離が進むはずもない。



ま、ぼちぼちやっていこう。



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コメント 2

ケース家

断捨離は大変(^_^;)
思い切ってアルバムやら着るものを処分しましたが目をつぶらないと捨てれませんね。
by ケース家 (2019-05-04 09:37) 

ちはやママ

>ケース家様

断捨離中は
今回のようにおもしろいものも見つかって楽しいのですが、
「何でこんなものをとってあるんだ~!」と
自分自身に腹を立てながら
ゴミ袋に捨てることの方が多いです。
by ちはやママ (2019-05-04 21:36) 

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