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内田百閒先生ってたいそうな猫好きだったのね [猫]

仕事から帰ってきたら
夫と義母が録画した映画をみていた。
義母は猫を抱きしめて見ていた。

黒沢明監督の「まあだだよ」

いなくなった猫のことを思うとご飯ものどを通らない内田百閒先生と
先生のために猫を探す弟子たち……という場面だから
半分は見逃したわけだ。

しかし。

淡々と交わされる古めかしい台詞。
とにかく地味な映画で、
ぐーっと盛り上げていくわけでもないのに
何だか画面から目を離せなくて。

……本棚にあった古めかしい表装の本を開いたら
ページの周囲は黄ばんで
つつと紙魚がはって、古本独特の香りがする。
でも、いつのまにかその世界に引き込まれていた……そんな感じを思い出させる映画だったな。


これは、後日ゆっくり見直さねばと思っている。
語るべきことは多そうだ。
ついでに百閒先生の「ノラや」を読まねば。


亡くした猫の立派な墓が百閒先生の庭にあった。
あそこまで立派じゃないが、
我が家の愛猫の墓も、彼女が好きだった木の下にちゃんとある。
         IMG_0550s.jpg

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reiko

この記事を読んだあと、ロンの夢を見ました。

道の途中で出会った猫を抱いて家まで帰りました。
玄関のドアを開ける時、ロンが猫に飛びついて、猫を驚かせないか気懸りで、そっと開けました。

ロンは猫には頓着しないで、開いた玄関から出てゆくと遊びながら、遠くへゆくので、名前をよびながら追いかけました。

追いつくと、だれか知らない人がロンに食べ物をくれようとしていて、
食いしん坊のロンは行儀よくお座りをしてそちらに気持ちを集中させていました。

朝起きて、ロンの夢を見たというと、夫は「よかったね。」といいましたが、
残っていた感触は猫のそれでした。

by reiko (2012-09-16 13:25) 

ちはやママ

>reiko様

切なく感じる「夢」でしたね。

ロンはかしこい犬だったんですね。
家族の大事な一員であったことが
reikoさんの文面から拝察できます。
by ちはやママ (2012-09-18 07:59) 

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