周南PEACE CUP2015⑥帰りの回航 [ヨット]
9月23日の朝。
係留していたヨットの数も減って寂しくなった本浦の港である。
朝焼けの中 次々と出港していくヨット。
LongLongも出港。
夫がお風呂に行くというので
その間 私は浦の集落を少しだけ歩いてきた。
その間にも一艇、また一艇と港を出て行くのが見える。
レースの夜は
SKYさん、SACHIIさん、銀箭さんとU君がCHIHAYAに遊びに来てくださって
本当に楽しかった。笑いジワが増えたかも知れない。
ヨットの名前の由来も伺った。
その話題はいずれ。
朝一番のフェリーでSACHIIさんは帰るという話だった。
ヤマシタさんは帰りは別のヨットで。
夜のうちにお別れの挨拶をしていたが、
朝 静かに移動されていた。
……もう少し 歩いてみよう。
路地の間にきれいに積んだ石垣が見えたので、
そちらを登って高いところに行ってみる。
しばらく眺めていたかったけれど
帰る時間は迫っていた。
……美しくつつましく暮らす小さな港の人たち。
返り咲きの桜も。
何ということはない風景だけれど記憶に残る風景。
……ふと視線を感じた。あら、そこにいたの。
大丈夫だよ。もう 静かになるからね。
ヨットに戻ると出発の準備は整っていて、
慌ててライフジャケットを着ける。
「みなさん、最後の最後までお世話になりました。」
6:55
来年もまた 輝く海でありますように。
……帰りは風が吹いた。
美濃崎を過ぎたところでLongLongに追いついた。
ずっと帆走していたそうだ。
それくらい いい風だった。
……が。
別府湾に入ると風がどんどん強くなっていった。
回天の基地のあった深江の沖は13時頃。
東風に押されて速いのは速かったが
高崎山の近くに来ても風は強まる一方。
セールに当たる風の強いこと強いこと。
ジブを下ろすときのことを思うと不安で、カメラどころじゃなくなった。
高崎山の麓、ハーバーの真ん前。
バタンバタン風が当たって
私が舵をにぎって夫がジブを下ろす瞬間。
それが、この三日間のうちでいちばんコワイ時間だった。
ヒュウヒュウ風がうなるハーバーに戻って
OさんやSのクルーさんが舫いをとってくださったときの安心感……。
甘えてばかりじゃだめだよな……最後はちょっとだけ反省したけれど
取り損なっていた昼食を何にするかの話題で
反省はどこかに吹き飛ばされていったみたい。
係留していたヨットの数も減って寂しくなった本浦の港である。
朝焼けの中 次々と出港していくヨット。
LongLongも出港。
夫がお風呂に行くというので
その間 私は浦の集落を少しだけ歩いてきた。
その間にも一艇、また一艇と港を出て行くのが見える。
レースの夜は
SKYさん、SACHIIさん、銀箭さんとU君がCHIHAYAに遊びに来てくださって
本当に楽しかった。笑いジワが増えたかも知れない。
ヨットの名前の由来も伺った。
その話題はいずれ。
朝一番のフェリーでSACHIIさんは帰るという話だった。
ヤマシタさんは帰りは別のヨットで。
夜のうちにお別れの挨拶をしていたが、
朝 静かに移動されていた。
……もう少し 歩いてみよう。
路地の間にきれいに積んだ石垣が見えたので、
そちらを登って高いところに行ってみる。
しばらく眺めていたかったけれど
帰る時間は迫っていた。
……美しくつつましく暮らす小さな港の人たち。
返り咲きの桜も。
何ということはない風景だけれど記憶に残る風景。
……ふと視線を感じた。あら、そこにいたの。
大丈夫だよ。もう 静かになるからね。
ヨットに戻ると出発の準備は整っていて、
慌ててライフジャケットを着ける。
「みなさん、最後の最後までお世話になりました。」
6:55
来年もまた 輝く海でありますように。
……帰りは風が吹いた。
美濃崎を過ぎたところでLongLongに追いついた。
ずっと帆走していたそうだ。
それくらい いい風だった。
……が。
別府湾に入ると風がどんどん強くなっていった。
回天の基地のあった深江の沖は13時頃。
東風に押されて速いのは速かったが
高崎山の近くに来ても風は強まる一方。
セールに当たる風の強いこと強いこと。
ジブを下ろすときのことを思うと不安で、カメラどころじゃなくなった。
高崎山の麓、ハーバーの真ん前。
バタンバタン風が当たって
私が舵をにぎって夫がジブを下ろす瞬間。
それが、この三日間のうちでいちばんコワイ時間だった。
ヒュウヒュウ風がうなるハーバーに戻って
OさんやSのクルーさんが舫いをとってくださったときの安心感……。
甘えてばかりじゃだめだよな……最後はちょっとだけ反省したけれど
取り損なっていた昼食を何にするかの話題で
反省はどこかに吹き飛ばされていったみたい。
2015-10-05 04:59
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コメント(8)
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前艇、Southern Windに妻が乗船する時は離着岸以外は
妻にティラー・ラットを任せますが、そう云えば、風が強い時の
セールの揚げ降ろしの時が「一番緊張する」と言ってました。
シングル時はオーパイに任せます。確かにオーパイの方が
逆に確かなこともありますが、妻の風見の練習と思い任せます。
風が強い時の離着岸、これも緊張しますよね。今の艇はバウ・
スターンスラスターが付いてるので、楽に安心して離着岸出来ます。
艇が横に移動してくれるのですから、一度使うと手放せませんね。
by Southern Wind (2015-10-05 21:21)
レース後静かに出港する余韻がまたいいんですよね。
強風下のセール下し風上に立てても大変です。
ハンクスだったら落ちないので楽やけどフォイルはねぇ
ファーラーにしてください(^^♪
by ケース家 (2015-10-05 22:52)
>Southern Wind様
私が舵をとらないとならない場合は
「振り落としちゃったらどうしよう。」って思いますね。
落としちゃったら拾いにもいけません。
高崎山の下は風が弱まるのですが、東風の場合は無理。
もう焦りました。
奥様は私よりずっと慣れていらっしゃるのですね。
大きいヨット、ちょっとあこがれちゃいます。
今度 見学させてくださいね。
by ちはやママ (2015-10-05 23:14)
>ケース家様
最後の一時間は風のことばかり気になって
イメージトレーニングしながら
夫の指示を待ってました。
ホントにもうファーラーにしてと
言いたいくらいです。
(部品はあるみたいだけどそろってないとか。)
風がなくては走れないけれど
あったらあったで困るときも……ヨットって奥が深すぎです。
by ちはやママ (2015-10-05 23:20)
レースが終わって帰途につく朝の雰囲気がとても感じられる写真です
あの雰囲気はなんとも言えずいいですね
よく遊んだなあと満ち足りた感覚が好きです
シングルで乗っていたときセイルを降ろす頃には吹きそうだなあと思うときにはジブやメインのトップに4~5mmのシートをつけてタックに小さなブロックを入れコクピットから引いて降ろすようにしていました
1年ほどしてからバウデッキの真ん中あたりに左右のライフラインを結ぶショックコードを設置しだるだるにたるませて一方は固定し一方はブロックを通してこれもコクピットに引いてジブセイルを抑えていました
格好はよくないけど実用的でしたよ
by コック長 (2015-10-06 03:38)
>コック長様
本当に満ち足りた思いで本浦を出ました。
今でも
「周南は楽しかったね。」と話します。
もう湯けむりが迫っているのに。
強風のときのセール撤収は
いろんな工夫をされているのですね。
私がいつか暇になったら あちこちクルージングしようと
話していますが、今のままでは到底無理。
いろなことを伺って 修行しておかねば……さて、実現するのかな。
by ちはやママ (2015-10-06 20:23)
写真ありがとう、周南ピースカップでのLongLongの走りを見させていただきます、これからもよろしくお願いします。
by LongLong (2015-10-07 19:22)
>LongLong様
どういたしまして。へたっぴですけれど。
デビューの思い出にしてください。
いよいよ湯けむりですね。
頑張りましょう!!
お天気だとよいですね♪
by ちはやママ (2015-10-07 22:35)