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また行きたい城山    佐伯市「佐伯城趾」② [お城(跡)歩き]

佐伯市の城山で地元の方に案内してもらった後、
岡城跡とは違う石垣を眺めつつ本丸にもどった。



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あいにく風景はかすんでいたが、
市内を流れる番匠川や、今を盛りの山桜、鳥たちの声に癒やされていた。



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登城してくる方々は明らかに観光客とは違う。
地元の方が散策で、日々登ってくるんだなあと実感。


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親しげに挨拶を交わし合って、
今日のお天気や桜の咲き具合などを話している。

それは、観光地である岡城跡とは違った雰囲気だ。


岡城跡が大好きな私たちだが、
城山のように市民が気楽に登ってきて、
気軽に話しかけてくれる城跡もいいなあと思う。



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佐伯の殿様は二万石。
ちょっと調べてみれば、佐伯藩成立の話などは興味深いし、
財政難や厳しい藩政の舵取りをこなした英主もいるようだ。



佐伯の海岸は浦が多く、漁業と海上輸送基地の港がいっぱいあって、
「佐伯の殿様、浦でもつ」という言葉もあるそうだ。
また、林業も藩財政を支える収入源のひとつだったらしい。



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小さな藩の存続は大変だったと思うが、
ここから眺める風景は、海の幸にも山の幸にも恵まれていて
殿様の心痛はともかく、「いいところだよな~」なんて思ってしまう。
国木田独歩もそう思ったんじゃないかな。



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小藩が分立している豊後の国の歴史は、
一国一国がとても興味深い。
竹田、臼杵と歴史資料館を訪れているが、次は佐伯の資料館だな。




お昼ご飯は、シジュウカラの声を聞きながら食べた。



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おや、親しげによって来たね。
城山に来る人たちと仲良しなんだね。


モデルにも慣れてる?


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ここではたくさんの野鳥を見ることができるそうだ。



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教えてもらった帰り道で、石垣を眺めながら城山を下った。
「若宮の道」の方に向かう出口から、北側園路を通り、
ゆるやかな下りの「独歩碑の道」に出るというコース。
聞いていてよかった~。


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「ここから下りるとよい。」と教えてくださった。


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「階段状の珍しい石垣が下から見たらよくわかる。」と教えてくださった。



こちらは緩やかな坂道。
膝の負担にならなくて助かる。


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地元の方がお二人登って来られて、挨拶を交わした。
私のカメラを見て、「よい写真は撮れましたか?」


そして、「ムササビは見ましたか?」


私たちが下りてきた途中にムササビの巣があって、
ときどき顔を出しているのだそうだ。

「気がつかなくて残念!」そう申し上げると、
ご自分のスマホの写真をわざわざ見せてくださった。
のんびりした顔のかわいいムササビだった。
やっぱり佐伯の人って親切。


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麓に下りてきて、この看板を見てムササビの話をしていたら、
そばにいたご夫婦も
「きのう見ましたよ。風が強いときに顔を出すんですよ。」
と教えてくださった。


次はムササビに会いに来なくては。
あ、「城山饅頭」も食さねば。



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お魚を買った後、久しぶりの港へ行って写真を撮ってきた。
ヨットから見る佐伯の風景も大好きだけど、城山もおもしろかった。



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午後三時半にはちゃんと帰り着いて、
佐伯でも遊べることが確認できたので、また行こう。



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コメント 2

ケース家

どこの城山も風情があっていいですね。
立派なお城より山城が楽しめそうです。
by ケース家 (2021-03-23 07:12) 

ちはやママ

>ケース家様

今、宇和島城に行ったら
前に行ったときとは違った視点で
お城跡を見ることができるかもしれませんね。
また、いつか~♪

他の山城も是非とも経験してみたいです。
by ちはやママ (2021-03-23 14:07) 

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