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ラムちゃんが追放になった話 [本]

節分が近づいている。


「オニは~そと~♪」


なんだか「うる星やつら」を思い出したのでそのことを。


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1980年代に少年サンデーで連載されたこの漫画、
弟たちや父も大好きで実家にはたくさんのコミックスがあった。
もちろん私もおもしろがってよく読んだ。
夫も大好きで、借りてきてそのまま数年。


幼かった娘が本棚の中から引っ張りだし、
絵本感覚で読み始めた。
まだ保育園の時代。


幼児の語学習得力はまことにすさまじい。


ぎゃははははと笑い、何でも「×××だっちゃー。」と主人公のラムちゃん言葉を使い、
「ちゅどーん。」と家の中を駆け回る。


漫画に使われるコトバが頻繁に飛び交うようになると
さすがにこれは……と
「うる星やつら」のコミックスは娘から取り上げた。



今にして思えば
心配するほどのことではないのだろうけれど
当時は娘の言葉遣いをちょっと心配しちゃったのだ。


夫は「焚書坑儒だ。」と言い、
娘は今でも「うる星やつら」はちょっとうしろめたい気持ちで読むらしい。


しかし、私は今も昔も「うる星やつら」が好きである。
あのスピード感、ギャグセンス、ばかばかしさ、そしてほんわかするやりとり。
最近は読んでなかったが、年末にWOWOWでアニメが放映されていたのを見たら
また読みたくなってきた。


節分にはオニ族のラムちゃんは仲間と壮絶な戦いを繰り広げる。
読んでいてもスカッとして
本当に冬の間にこもった邪気を払ってしまいそうであった。


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