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ポンペイの壁画を見てきた!山口小旅行③ [旅]

そもそも山口に出かけたのは
「世界遺産 ポンペイの壁画展」を見るため。


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紀元79年8月24日に最期の時を迎えたポンペイ。
伝説を遺して深く火山灰の底に沈んでいました。


18世紀に発掘が始まって
数メートルにも及ぶ火山灰の下から
古代ローマ人の暮らしが現れたとき
人々は衝撃を受けた……とパンフに書かれていました。


確かに、発掘に関わった人たちはビックリしただろうと思います。
こんなに鮮やかな色彩で
灰の下から現れるなんて!


海を思わせる青。
ツツジの花のような朱色。
たわわに実った果実と緑の葉。
薄衣をまとった女神の乳白色の肌。
日焼けした英雄の四肢。


室内に描かれていた色とりどりの壁画は
火山灰の成分に助けられ、
鮮やかさを保ったまま眠り続けていたのです。


落書きや選挙のキャッチコピーなど
ポンペイの日常がそのまま遺されていて、
人々が生きていた証をこんなふうに見せつけられると
自然災害の非情さも思い知らされます。


以前からポンペイの壁画のことは知っていましたが、
実際に見てみると
その生き生きとした姿に感銘を受けます。


3月26日まで。
4月からは福岡でも開催されるようですが、
行けない方は山口県立美術館のサイトをご覧になるだけでも
楽しめると思います。
展覧会特設サイト:http://www.pompei-yma.com/


今回の展覧会でさらに良かったのは、
東大名誉教授 青柳正規先生の講演「ポンペイの魅力」が聞けたこと。
(昨夜はネット動画で青柳先生の解説によるポンペイの特集番組を拝見。おもしろかった~♪)


そしてですね、なんと招待券に湯田温泉の入浴割引券がついていたんです。


美術館のチケットに温泉の割引券なんて初めて。
お風呂好きのローマ人のことに思いを馳せながら
ゆっくり温泉を楽しむこともできました(^O^)v


なかなか有意義なひとときでありました。 
おいでませ、山口へ。


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