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辱知 猫義…… [猫]

「辱知猫義久々病氣の處療養不相叶昨夜いつの間にか裏の物置のヘツツイの上にて逝去致候 埋葬の義は車屋をたのみ蜜柑箱へ入れて裏の庭先にて執行仕候。但し主人「三四郎」執筆中につき御會葬には及び不申候 以上
  九月十四日」



漱石の猫の死亡通知です。お弟子さんに宛てたものです。
伝えておきたい気持ちが
今なら、とても納得できます。 


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わが家の猫が逝きました。



二匹でもらわれてきて、
三毛猫の「ねね」は 2012年3月に逝き、
茶色の長毛の「ちゃちゃ」は先日逝きました。


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年をとって、ずいぶん弱って
目も見えにくくなっていたのでしょう。
元気なときは国道に出ることなんかなかったのに、
15日の朝、国道で冷たくなっていたのを姑が発見しました。


17年わが家の家族でした。
娘も姑もよく可愛がって世話をしていました。
嘆きは一通りではありませんでした。


私と夫が可愛がっていた「ねね」が死んだとき、
もう生き物は飼いたくないと切に思い、
「ちゃちゃ」がいなくなる時のことを考えないようにしていました。
でも、とうとう別れの日が来てしまいました。



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小さな死を悼んで
記録として残しておきたいと思います。



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