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小さな神社の春祭り [ふるさと]

丘の上に鎮守の森が見えます。
幟が上がっていますね。


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今日は私たちが住む地域の春祭りです。
神楽が行われるのは二年に一度で、コロナもあったから
祭囃子が地域に響くのは四年ぶり。
お天気でよかった。


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ブロッコリーみたいな小さな鎮守の森。
若楓の緑がまぶしいお社。

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囃子方が座について、お神楽が始まりました。
地域の人たちが集っています。
隣保班ごとにシートを敷いて、お弁当やお酒がふるまわれています。


今日は神楽が八番。
まずは「五方礼始(ごほうれいし)」。木、火、土、金、水の神々が五方を清めます。



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次は「柴引(しばひき)」。
二柱の神が勇壮な舞を見せた後、観客が持った榊を奪い取ろうとします。
そして、会場の子どもたちを抱っこしたり振り回したりしています。
抱っこされた子どもたちは元気に育つのです。


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神楽は「平国(へいこく)」、「五穀舞(ごこくまい)」と進みます。
ここで飴玉などが撒かれるのですが、五穀の豊穣を祈ってのことなのでしょうか。
子どもも大人も競って拾うのは楽しそうです。


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神楽が半分済んだ頃には、お酒もずいぶん回っているようです。
親戚のおじさまから差し入れ。


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災厄を祓う神楽「綱伐(つなきり)」。
夫が「もっと近寄って写真を撮れ。」というのですが、私は恥ずかしくて近寄れません。
とうとう夫がカメラを持って舞台に近寄りました。
これから後は全部夫が撮った写真です。
近いとやはり迫力がありますね。


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あと三番というところで、私は腰が限界になったので、
夫とカメラを残して先に帰ります。


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「神使(かみつかい)」から「八雲払(やくもばらい)」へと番組が進みます。
ヤマタノオロチを退治して姫を助ける神楽は大好きなので、
写真を見ながら「もう少し頑張ればよかったな。」と後悔したことでした。


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最後は「大神(だいじん)」で神楽を納めます。


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帰り道、神楽の囃子が遠くまで響いていました。


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農村の春祭りに身を置くと、「祭り」というものが持つ意味がわかるような気がします。
若者が育って、そのパワーで神楽を舞い、年寄りはそれを喜びながら見守る。
未来を担う子どもの健康を祈り、祭りを継承していく……
そんな農村の営みのつながりが
祭りを通して見えたような気がします。
今は一地域での継承は難しく、全町で神楽保存会が作られ継承されています。
過疎の町ではあるけれど、けっこう若い人が多くて、
力強い神楽を見せてもらって、本当によい一日でした。













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