2012BOYCクリスマスレース①「天気予報」 [ヨット]
今回は、この一枚からスタート。
必死にしがみついたスタンのパルピットから。
今回も「おもしろかった」百連発の一日だったけれど、
その「おもしろさ」を語るには、その前のことから聞いていただかないと……。
………
三連休に入る前の一週間は天気予報が気になってしょうがなかった。
とにかく風邪が治らず、咳はひどくなるばかり。
21日には、胸から背中が痛くなるほど。
薬局に行って、
「何でもいいから、とにかく一番よく効く咳止めをください。」
普通の私なら、ちょっと弱気になって寝込んだかもしれない。
でも、「クリスマスレースには絶対出たい。」という気持ちが動いてやまず、
とにかく「食べる、寝る」に心がけ、
風邪を克服しようとしていた。
ところが、天気予報の診断による「連休のお天気」は悪化するばかり。
「大寒波」「強烈な寒さ」「ホワイトクリスマス」などという言葉が
私を不安にさせた。
そんな体の状況で冷たい海に出たから……という後の非難は何としてでも回避したかった。
携帯のウェザーニュースを暇があれば眺めていた愚かさ……。
前日、空は次第に暗くなり風は冷たくなる一方。
仕事を済ませ、別府に向かって車を走らせる。
レース前夜は、クルーの皆さんとの忘年会なのだ。
このとき咳はやや軽くなっていた。
あとはアルコール消毒だけ。
近づく別府の夜景に、
とにかく食べて飲んで、元気を出さなくては……と気合いを入れる私だった。
忘年会はいつもの「とよ常」。EさんとKさんが来てくれた。
よく食べたし、お酒も美味しかった。
この一年の思い出を熱く語っていると
体も温まってきた。
「明日はちゃんと乗らないと、臨場感のある文章は書けませんよ~。」
なんて言われると、「よーし、頑張っちゃおう。」と思ってしまう。
二次会は路地裏の不思議なお店に連れていかれたけれど、ここも美味しかった。
おばちゃんが古い瓶から古酒を注いでくれた。
一次会からここでもよかったかもしれない。
これだから別府っておもしろい。
結果として、体重は増えたものの、元気は回復したようだった。
明日の海が荒れないことを祈りつつ、
また携帯のウェザーニュースを眺めながら眠りに落ちたのだった。
「北西の風 6~7m/s」
それがどんな風なのか、私は知らない。
……つづく。
必死にしがみついたスタンのパルピットから。
今回も「おもしろかった」百連発の一日だったけれど、
その「おもしろさ」を語るには、その前のことから聞いていただかないと……。
………
三連休に入る前の一週間は天気予報が気になってしょうがなかった。
とにかく風邪が治らず、咳はひどくなるばかり。
21日には、胸から背中が痛くなるほど。
薬局に行って、
「何でもいいから、とにかく一番よく効く咳止めをください。」
普通の私なら、ちょっと弱気になって寝込んだかもしれない。
でも、「クリスマスレースには絶対出たい。」という気持ちが動いてやまず、
とにかく「食べる、寝る」に心がけ、
風邪を克服しようとしていた。
ところが、天気予報の診断による「連休のお天気」は悪化するばかり。
「大寒波」「強烈な寒さ」「ホワイトクリスマス」などという言葉が
私を不安にさせた。
そんな体の状況で冷たい海に出たから……という後の非難は何としてでも回避したかった。
携帯のウェザーニュースを暇があれば眺めていた愚かさ……。
前日、空は次第に暗くなり風は冷たくなる一方。
仕事を済ませ、別府に向かって車を走らせる。
レース前夜は、クルーの皆さんとの忘年会なのだ。
このとき咳はやや軽くなっていた。
あとはアルコール消毒だけ。
近づく別府の夜景に、
とにかく食べて飲んで、元気を出さなくては……と気合いを入れる私だった。
忘年会はいつもの「とよ常」。EさんとKさんが来てくれた。
よく食べたし、お酒も美味しかった。
この一年の思い出を熱く語っていると
体も温まってきた。
「明日はちゃんと乗らないと、臨場感のある文章は書けませんよ~。」
なんて言われると、「よーし、頑張っちゃおう。」と思ってしまう。
二次会は路地裏の不思議なお店に連れていかれたけれど、ここも美味しかった。
おばちゃんが古い瓶から古酒を注いでくれた。
一次会からここでもよかったかもしれない。
これだから別府っておもしろい。
結果として、体重は増えたものの、元気は回復したようだった。
明日の海が荒れないことを祈りつつ、
また携帯のウェザーニュースを眺めながら眠りに落ちたのだった。
「北西の風 6~7m/s」
それがどんな風なのか、私は知らない。
……つづく。