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ヨットレースの合間に見た「鯨祭り」 [旅]

一週間 いろんな意味で夏休みをとっていました。
リフレッシュできて元気回復。

さて、忘れないうちに青海島の「鯨祭り」のことを……。


青海島の絶景からヨットレースを見ることができて
しかもその途中 偶然「鯨祭り」に出会いました。

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何かイベントをやっているようだったので、
ヨットが回ってくるまでいってみようと
漁港に車を入れたのでした。

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港の中に赤い褌の男衆がのった船が見えました。
突然 すぐそばで法螺貝の音。

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それを合図に港の外の鯨に向かって船が進み始めました。
どうやら鯨を捕まえるところを再現するようです。

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見えにくいので近くの建物の非常階段に上がらせてもらいました。

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ネットで調べるといろんなことがわかってきました。

「古式捕鯨」を再現したこの祭りは
地元の人たちが一丸となっておこなっていること。

この浦の人たちは
昔から獲った鯨に戒名をつけ弔っていたこと。

鯨祭りでうたわれる「鯨歌」は、
鯨に対する恩恵と感謝の気持ちを表すとともに、
鯨の死を心から悼んで、祝歌なのに静かに歌うこと。

胎内にいた子鯨を哀れみ、
墓を作ってやったこと。

いろいろ調べているうちに金子みすゞにいきつきました。
彼女のやさしさはこの土地に育まれたものなのでした。

地元のおじさんは
昭和になっても捕鯨を見たといいます。
節分の頃に迷い込んでくると言っていたそうです。
最後の捕鯨はいつだったのでしょうか。

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レースの方に戻ることにしてヨットが見える場所に移動したのですが、
途中 鯨歌の披露があっていたようでした。
今思えば、この歌まで聴いて移動すればよかったかな……と。

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捕鯨は日本にとって大事な文化の一つですが、
一頭の鯨を獲た感謝を
このように大事にしてきた文化があったのだと
心を揺さぶられたことでした。

機会があればもう少し歩き回ってみたい青海島通浦。