姫島行③神様に出会った旅

８月１８日。午前８時すぎ。




今回は姫島をゆっくり散策する時間はなかった。
ネコちゃんたちにも会いたかったけれど、残念。





潮を見て出発をする。
ツクヨミの仲間が一人、ここでプロジェクトを離れるというので
別府までお連れすることになった。


Ｎ山さんが撮ってくださった写真。

ツクヨミプロジェクトの皆さん、航海の安全と成功を祈っています。





状況が許せば、夫は一緒に航海したかっただろう。




Ｎ山さんもお体に気を付けて航海を続けてくださいね。




……空気は乾いて気持ちの好い朝。





CHIHAYAに乗ったＭ君は２１歳。
休暇を利用してプロジェクトに参加していた。
職場は大きな船。
偶然にも「職場」とすれ違った。









Ｍ君は、クルーザーの経験はあまりないけれど、
セールの上げ下ろしやいろんな仕事にフットワークも軽く手伝ってくださった。

海で働く若者は気持ちがいいなあ！
さわやかな青年を眺めつつ、
息子がいたら、ヨット生活もまた違っていたのかしらん……なんて思っていた。










順調な航海。
前日は湿気を含んだ風を感じていたが、
この日はちょっとひやりとする空気を感じた。

「色なき風」という、この季節の季語があるけれど、
何となく猛暑の季節とは違った風が流れていた。

昼過ぎにハーバーに帰着。


片付けをしていたら、ラー３世号のＫ田さんが声をかけてくださり
３人でお邪魔してランチをご馳走になった。
怪我の治療が長引いて別府での逗留もずいぶん長くなったＫ田さん。
でも、ゆったりとした時間がこのヨットには流れている。




Ｋ田さんが焼いたパン、
ちょっとしたイタリアン風のソース、
そして、最後にはＭ君用に焼きそば。

二年前　門司港でＫ田さんにご馳走になった料理も忘れられないが、
今回のおもてなしも忘れ難い味であった。

Ｍ君にもきっと忘れ難い出会いになったことだろう。








Ｍ君、短い時間でしたが楽しかったです。
また、CHIHAYAに遊びに来てね。

……


往路は雷神に出会い、姫島では古事記の神様ツクヨミに出会い、
帰り着いた別府ではエジプトの太陽神(ラー)のヨットでご馳走になった。


今回の姫島行は、いろんな神様と出会う旅になったみたい。

イタリアンじゃなくて……