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ちょっと関西へ③ [旅]

ブログでは、まだ京都におります。(帰ってから二週間になるというのに……。)


京都にお住まいの萬木さんが洛北で案内してくださった
最後のお寺は常照寺と言います。


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「吉野太夫にゆかりのお寺です。」と言われ、
夫と娘は「ああ、あの吉野太夫。」と応えるのですが、
私はピンと来ませんでした。


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                      豪商灰屋紹益に身請けされた太夫が寄進した門



この吉野太夫は大変優れた女性だったそうです。


「和歌、連歌、俳諧に優れていて、琴、琵琶、笙が巧みであり、さらに書道、茶道、香道、華道、貝覆い、囲碁、双六を極めたという。」 ウィキより


この女性については、下の写真で。
なんだかすごい女性です。


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下の写真は吉野太夫が好んだことで吉野窓と言われていますが、
ここにたたずむ吉野に
ちょっと会ってみたいような気もしました。


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このお寺もお茶室や美しい庭があり、
簡素な中にも
手入れをする人の息づかいが見えるのでした。


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こんなふうに鉄線を伸ばすといいのか……真似してみたいな。


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金閣寺近くのおそば屋さんで(ちょっと遅くなった)昼食。



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美味しいお蕎麦でした。
小学校のすぐそばでわかりやすいので、また行きたいと思います。





「ああ、ここが神泉苑!」


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古典などによく出てくる場所に立ち寄って、
厚かましくも萬木さんのお宅に伺いました。


萬木さんは、京都・祇園祭の山鉾(やまぼこ)33基のひとつ「八幡山」を護っています。

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祇園祭は毎年ニュースにながれるほどの大きなお祭り。
「動く美術館」と言われる山鉾が市中を巡行する様は有名です。
一度は見てみたい京都のお祭りです。


萬木さんの奥様が煎れてくださったコーヒーをいただきながら、
たくさんの写真を拝見しました。
華やかな舞台の裏で、
様々な準備が細かになされていることを知りました。
町をあげてのお祭りも
保存に情熱を持っている方々がいればこそ。
感動しました。


お祭り当日の萬木さん、カッコイイです。


https://www.hachimansan.com/ 


横の電線がなく、高い山鉾が通れるようにしている三条町の通りです。


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いつかきっと「八幡山」を見に行きますね。


記念写真を撮って、
すぐ近くの六角堂を案内してくださって、
そして、お別れ……最後の最後まで
萬木さんのあたたかさを感じた「一日京都の旅」でした。


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萬木さん、ありがとうございました。





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