2014年の秋……贅沢な日々 [ヨット]
秋晴れの日の午前中、貯まった資源ゴミやら使えないモノやらを焼却場に運んで、
午後はパソコンのデータの片付けをしていた。
妙なところに、2014年秋の海上での動画ファイルがあった。
関門大橋の下をくぐって姫島までの動画4本。
なぜ、これらの動画だけ別にしていたのか
今となってはその理由を思い出すこともできない。
ブログは「ヨットの成長記録」から「備忘録」に変わって久しいが、
2014年の初秋を振り返ってみると、
贅沢な日々だったんだなあと痛感。
もちろん仕事もしていたから、ヨットで海に出られるのは休日だけだったのだが……。
8月の終わりの週にハウステンボス帰りの夫と門司港で落ち合ってから、
姫島に一泊して別府に帰ってきている。
その二週間後には、回天メモリアルヨットレースに参加し、
やはり姫島に一泊。
その一週間後は、別府湾でのんびり走らせて、
10月に入ったら船底掃除をして、別府に泊まって温泉に入って……
そんな記事が続いている。
(あの年は強烈な台風のせいで湯けむりヨットレースが延期になって、
私は参加できなかったのだった。それも懐かしい。)
今から見ればなんとまあ贅沢な、と言うか好き勝手なヨット三昧の週末。
考えてみれば、お母ちゃんもまだ元気で
「お互い元気なうちはやりたいことをやろう。」とか何とか言っていたような気がする。
その頃までは車の運転もばんばんやっていて、お母ちゃんも家にいなかった。
2014年頃と言えば、私の能力に合わない仕事も増えて、精神的にもきつかった頃だ。
でも、仕事上のストレスは、さっぱり海に捨てることができててよかった。
あの時期にヨットがあったのは本当によかったと思える。
今、ハーバーでじっと待っているヨットを思うと、
何だかかわいそうな気がする。
バイクのレストアをひやかすのもウォーキングも
家から離れられないストレスを解消してくれるが、
やはり海の上の解放感は格別なものがある。
山育ちのせいかもしれないが、海という未知の世界が本当に楽しいんだなあ。
ひととき、写真とブログを見直していたが、
ヨットを始めて、ブログも始めたのは正解だったなと思う秋の日の午後なのである。