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宇和島パールカップ2012 その②回航中の邂逅 [ヨット]

緊張感漂う高島沖。IMG_7366s.jpg
……と思っているのは私くらいで、昨年の宇和島行きはこんなものではなかったらしい。
「壁」状態の波の中、12時間かけて渡ったという。
だからEさんは、この状態でも「凪」という。

船は、サーフィンみたいに走る。
艇速はどんどん上がって、ついに10ノットを超えた。

私は波に乗って走るヨットの上で動くこともままならないが、
急激におそってきた眠気とも戦っていた。

たぶん酔い止めのせい。
実は、荒れる……と予想されたので、酔い止めを飲んで乗船。
この薬、一応の準備として前日に購入したもの。
薬局で「何時間くらい何に乗りますか?」と聞かれ、
「8時間以上、船に……。」と答えてもらった薬。……よく効いた。

一度キャビンに入って寝たが、船を叩く波の音が凄くて目が覚める。
外に座ってまたウツラウツラ。
夫も眠気に勝てずキャビンに引っ込んだ。こちらは単なる寝不足。


……
さて、午後1時前くらいだろうか、北の方向からからヨットが見え始めていた。
山口あたりから来るようだ……と誰かが言ったとき、
「あ、もしかして……。」という予感はあった。
           P5032331s.jpg

だいぶ近づいてきたとき、夫が起きてきて双眼鏡で確認するなり
Bluenoteだ!!」
やっぱり!
背後にぴたっと接近したかと思うとIMG_7370s.jpg
すっと横に並んで走る。
写真を撮っているreikoさんが見える。
こんなところで出会うなんて!すごいすごい!

手を振ったり写真を撮ったり大慌て。

夫がキャビンからオリンパスを持ち出して撮った写真。
                P5032333s.jpg
惜しい!トップが切れてる!!
私もコンデジでねらった。

やがて、Bluenoteはエンジン音(1GM?)を響かせてつむじ風のように走り去っていった。
                 P5032337s.jpg
                     走り去るBluenoteと私の手。  
なるほど、タンカーに「けんか」をふっかけるほどの鮮やかな腕前!!
その姿は海の暴走族、もとい「いるか」のような切れ味のある動き!!

……
やっと宇和島近くの島影に入った。
別府を出て8時間。     IMG_7385s.jpg

日本丸を横目に見て、入港。
停泊場所は、奇しくもBluenoteさんのお隣。横付けさせていただいた。
いつもブログでお話するreikoさんとの再会に心が弾んだ。
ほんとにご縁がありますね!!

レース前日の夕刻。静かな港。P5032347s.jpg