お花見クルージング こぼれ話② [ヨット]
人間魚雷「回天」の基地があった日出町大神地区で3年に1度の例大祭が行われた
……こんなニュースが流れていました。
お花見クルージングに行った深江で、
4月3日に設置されたばかりの実物大回天レプリカや回天神社を見たばかりだったので、
心に落ちるものがありました。
人間魚雷……戦争の狂気を思うとともに
こんなものに押し込まれた若い人のことを思うと
言葉も失ってしまいます。
一月の周南への旅で見た回天。徳山港にて。
深江の回天のレプリカ。
回天の空気漏れなどを調べた調整プールの跡。
回天神社が遷座された住吉神社の杜。
レプリカを見た後、回天神社のある小山の入り口で、
地元の研究家の方が懇切丁寧に大神回天基地の遺構のことや歴史を語ってくださいました。
25日に例大祭があるということもおっしゃっていました。
坂道を登って住吉神社にお参りし、回天神社でも手を合わせます。
この神社の山の下全体が回天基地の遺構なのです。
格納庫の入り口の上に山桜がありました。
清楚で美しくて、その美しさが悲しく思えました。
この国の未来のこと、ふるさとの未来のことを考えさせられます。
理不尽なことがまかり通ることが多くなって、
最近は「報道」も信じられないと思うことが多くなった……と夫とよく話しています。
それでも「こんなことおかしい、変だ。」と闘いを続けているお友達もいます。
自分にできることは何なのだろう……と
考え続ける自分でありたいと思ってもみます。
レプリカを背にして見た風景。