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萩ヨットレース2016④最後は時間と闘う [ヨット]

連日 猛暑で
クーラーのお世話になっているのだけれど、
外とクーラーの効いた部屋との落差が大きすぎて
かえって調子を崩してしまいそう。
この暑さ、まだまだ続くとか。皆様、熱中症にお気をつけて。

…………


風のない海の上も暑かった。
7月24日の日本海。

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またジェネカーで凧揚げ状態。

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それでも昼頃に比べると風が少しあって、
大海言は窮地を脱していた。

少しずつ前に追いついて
先行するヨットが大きくなっていた。


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百舌鳥が無風スポットに捕まったみたいで、
14時過ぎには大海言は三位に順位をあげている。



ジオパーク萩の景観も楽しむゆとりが出てきた。
美しい島々が点在し、奇岩の様もおもしろい。

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風も戻ってきて

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ゴキゲンなヤマシタさん。

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さて、あとは島の間を通り抜け、ゴールに向かうだけ……なんだけど

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島の間の風は、くるくると向きを変えて
何度もタッキングしなくてはならなかった。

気がつけばタイムリミットまで30分。



最後は時間との闘いになってしまった。

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夫はヘルムをヤマシタさんにお返しする。
やはり最後の追い込みはヤマシタさんでなくては。


ゴールまで見通せる場所に来たとき
風は本当に気持ちよく吹いていた。

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軽やかな水音を立てて大海言は
いい感じにヒールしてゴールにまっしぐら。

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「6ノット平均で走れば間に合うかも……。」
そんな会話が交わされていたが、
実際そのくらいのスピードで走っていた。

「この風がもっと早く吹いていればねえ。」とハラヤマさん。
遠くにシェンロンがゴールするのが見えた。

あと20分。あと15分。あと10分。ゴールは見えている。


「まっすぐにゴールに突っ込めればいいのにねえ。」
そう言いながら繰り返すタッキング。



あと5分。

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……タイムリミット。16:00

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残念そうだけど、お茶目なヤマシタさん。


6時間、海上で頑張ったけれどゴールを前に無念のDNF。
残念ではあったけれど
存分に真夏のヨットレースを堪能した。

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ヤマシタさん、ハラヤマさん、ありがとうございました。


……後日、ヤマシタさんからDVDが届いた。
一緒にすてきな萩焼の「楯」も。


大海言が楯をもらったいきさつはわからなかったが、
ヤマシタさんは電話口で明るく「もらってください。」と笑った。

お土産も含めて
2016の萩ヨットレースは忘れがたいレースのひとつになった。