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ミッション2 ハウステンボスから回航のお仕事 [ヨット]

11月3日。

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「おはよう、CHIHAYA君。さて、今回の君の使命だが、
このケッチを別府まで無事に回航することにある。

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同志との任務も二回目、君も仕事に慣れたことであろう。
ヘマをせぬよう、気を付けてくれたまえ。

なお、この食事は自動的に消化されるであろう。」



……と、某会社の社長が言ったかどうかは謎だが、
今回のミッションにも喜んで出かけたCHIHAYA君である。

ハウステンボスの上架施設でヨット推進力遅延装置(フジツボ カキ カイソウ)などを処理した模様だが、
隣の美人に気をとられるなど、
ちょっと不安な工作員CHIHAYA君である。

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同志はかなり名の売れた工作員であり、
高性能カメラ、小型遠隔操作飛行物体等を操り、情報収集を欲しいままにしている。
今回も、彼のネットワークは回航のミッションに大いに役立つであろう。

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……さて、オランダ風景観地HTBを昼過ぎに出発した二人だが、一日目の宿泊地を平戸と定め、
命を狙う敵(波・風)もなく、のんびりと任務を遂行しているようである。

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夕日を眺めつつ
海上を走らせ、日没前には平戸に到着したようである。

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夜は馴染みの居酒屋に赴き、旧交を温めた模様。
男の浪漫を感じさせるギターに酔いしれ、焼酎にも酔った。
同志のその知名度の高さに内心驚きを隠せないCHIHAYA君であった。



11月4日は、6:00平戸発、21:00に門司港辺りという強行軍。
天気は良好。

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名護屋城址からは、メインとミズンのセールも美しく見えたことであろう。

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玄界灘の波は高からず、小春日和のナイスなセーリングに、
任務というより観光の趣を漂わせるLINE報告である。
さすがに、空腹に耐えかねて筑前大島にてランチ。
これくらいの寄り道は許されてしかるべきであろう。


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この日も穏やかな夕日を眺め、

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21時過ぎ和布刈港に着岸。遅い夕食。
この後、依頼者とともに海峡を渡り夜の繁華街に潜入。
ここでも海の男たちのネットワークの広さに驚愕し、
海峡の街に集う男たちの浪漫とバイタリティーに感嘆させられたCHIHAYA君である。
長い航海の疲れに
海峡を再び渡ったことが記憶にないというところが、
未だ未熟な工作員と言えよう。

さて、残すは一日。敵がなりをひそめているうちに目的地に着きたいものである。