地元の城山は見慣れたお山 豊後大野市「鳥屋城跡」② [お城(跡)歩き]
3月26日の岡城跡は満開の桜、観光客も多かった。
桜祭りなどの人混みを避けて行った4月7日。
桜にかわって、若楓の緑がまぶしかった。
廉太郎さんは寂しくなったかな。
夫は、前の記事の「城山(鳥屋城跡)」の位置を確認している。
城山は、岡城跡や私たちの町からよく見える馴染みの山だった。
登った後で「なんだ、あの山だったのか。」というところが
私たちらしいと言えば私たちらしい。
この地域の山の形は見知っていても名前までは確認したことがない。
標高が1000メートルにも満たぬ山に四方を囲まれた生活を送っていると、
まあ、そんなものであろう。
昨年我が町の南にある御嶽から撮った写真で確認すると、ここ。
確かに古くから山城があってもおかしくないような位置と高さである。
7日はお天気は好かったが、まだ景色がかすんでいるから、
岡城歩きにしようと決めて家を出たのだが、
岡城跡から城山がよく見えたので、
じゃあ、城山に行こうと早々と城を下りた。
事務所の人から、
「あれ?もう帰るんですか?」なんて言われたのが可笑しかった。
竹田市から国道57号を東に下り、国道442号に入ると城山が見える。
若葉の美しい神角寺渓谷を通って、登山口へ。
途中、東隣の神角寺山を見ると、前よりは展望が期待できそうだった。
前には咲いていなかった花にも会えた。
二回目になると、あっという間に登れた感じだ。
「ああ、今日は西に阿蘇がぼんやり見える。あっちが阿蘇だったんだ~。」
「黄砂はないけど、まだかすんでるなあ。」
南から西に拡がる斜面を眺めた。
本丸など城の中心部と思われる。
前には行かなかった城山山頂に向かう。
北にあるピークは松や雑木に囲まれて見晴らしはよくない。残念。
そこで、見晴らしのよさそうな西の端の三の丸跡に向かう。
ちょっと下って、また登る。
西から北の方向にあるくじゅう連山や由布岳もうっすら。
南側の景色。
〇で囲んだ辺りに岡城跡がある。
双眼鏡では確認できたが、写真では確認が難しい。
枯れ木のちょうど向こう辺りの平野が我が町。
東の方向の高崎山もうっすら。
前よりはよかったが、やはり物足りない景色だ。
この日は南の尾根の先まで行ってみた。
何かありそうな気配だが、古城の遺構は見つからなかった。
眼下にいつも通る国道442が見えた。
中心部にもどって、さっき登った西の端の三の丸跡を眺める。
「やっぱりくじゅう連山や阿蘇がくっきり見たいなあ。」
帰り道、眼下に見た国道から城山を見上げた。
「とんがり」の松山が三の丸跡。
「あんなところをうろついて来たんだ~。」
「また来よう。」とすっかり城山が気に入った私たち。
4月9日。
天気がよかったので、車で上れる神角寺に行ってみて、
眺望がよければまた城山に登ろうと話していた。
が、神角寺とその山頂にある展望台が面白かったので、結局城山には行かないまま。
……これはまた次に。