ＢＯＹＣ ポイントレース２０１２．９月②往きは……

今回の参加艇紹介。








（参加していませんが、いつも応援してくださいます。）


さて、Ｏさんと連絡をとって出発時間と位置を確認。いつもの西大分港折り返し。

無事スタート。
今回のヘルムは夫。
最初は微風があったものの、高崎山のあたりでは全く風を感じない。

ここで、顔をあっち向けたりこっち向けたりしながら
風を「肌」で探す。
鼻をくんくんさせて、潮の匂いのする方を探したり。
じっと我慢しながら
ひそひそ声で「あるよ、あるよ。風が……。」なーんて言いながら。
ビリだったけれど少しずつ差を詰めて、
やっと沖の方からくる風が見えた！！



タッキングして沖出し。
ある程度出たところで、
西大分港方面にいこうとする。
が、ソリトンさんが速いし、沖の方にまだ風がありそうなので、
また、沖出しすることにする。
もう一回、西大分港に行こうとするが、どうしてもソリトンさんのコースを塞ぎそう。
向こうが優先艇だから、ジブを外に出してコースを避けて
ソリトンさんのおしりをかすめて、今度こそ西大分港へ一直線！


このとき海王さんは、とっくの昔に赤白灯台のそば。

ここで、夫からヘルム交代の命令。
スピンの準備をするって！！
えー、やるの？？？
あの、赤白灯台は不吉な場所。
「私がしでかしたヒーブツー」の呪縛から、船足が止まりそうな気がする。
それに、今、ヘルムを替わったら
後ろから来るソリトンさんに追いつかれそうな気がする。

夫は有無を言わさず、ヘルムを取らせると
一人でバタバタ動き始めた。ホントに、もう。

私はヘルムをとったものの、もう緊張で緊張で……。
後ろを見るのもコワイ。
風はそう難しい風ではないけれど、このときのヘルムはコワかった。

しかし、スピンの準備は一旦中止。
風向きの様子を見ると夫は言う。ヘルム交代。


おそるおそる後ろを見ると、
何とか先に西大分港に入れそうな感じだった。……ふう。

海王さんがさっそうと引き返していく。早いなあ、もう。


赤白灯台に滑り込むと、タッキング。
ジブのリリースは、何回かやって
やっとコツをつかみかけてきた。

赤白灯台を出る。あの呪縛からは、そろそろ解放されてもよいだろうか。

……さて、問題は帰り。
スピンを揚げるって言うのよ……。