SSブログ

風とともに帰りぬ [ヨット]

新門司からの帰りは、追い風に乗って帰ってきた。

PB039489.JPG


国東半島をぐるりと回って帰ってくるので、
ヨットが向きを変えるにつれて
当然 風向きは変わってくる。

強い風の海には あまり出たくなかったから、
たまに風のあるときに海にいると、こんなことまでおもしろい。
PB039505.JPG

それでも、由布山が見える方向を思うと
これから先の長旅が思いやられるのも本音。
PB039513.jpg


新門司を出たときは後ろから。
PB039486.jpg


いい機会だから舵をとって追い風の練習しろ……と
舵を持たされた。
上手に舵を波に当てないとぐらりとヨットが傾いた。
PB039510.jpg


姫島近くではかなり風が強くて、
うねりもひどかった。
大きい波に乗ったときは、10ノット以上出た。
白い波がずっと見えていて、
遠くから見ている人は
「こんな時にヨットで……。」と眉をひそめたかも知れない。

PB039537.jpg

夫は手引きに換えた。

PB039516.jpg

PB039545.jpg

PB039552.jpg


姫島を過ぎると徐々に風はアビームへと変わっていく。
空港沖でヨットが小さく見えた。
武蔵のマリーナに入っていったようだった。

PB039575.jpg

PB039578.jpg



美濃崎を通過すると完全に横風。
けっこうなスピードだった。

PB039591.jpg

PB039603.jpg

アンカリングしている大きな船は
みんな風上に向いていた。
PB039632.jpg

PB039646.jpg


高崎山がはっきり見えてくる頃には、
スプレーが来るようになった。
風は弱まっていたが、
スプレーを浴びだした最後の1時間がいちばんつらかった。

PB039651.jpg

PB039654.jpg

PB039660.jpg


風はハーバーに入る直前まで吹き続けた。写真はもう撮れなかった。

夫から風のあるときの着岸の指南を受けていたが、
ポンツーンにN井さんやOさんの姿が見えたときは
正直言ってほっとした。


……結局 今回も何もできないママであった。