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ちはやパパの「Z2」な毎日㉔ [オートバイ]

ヨットブログのはずが、今やバイクの記事がメインに。
ヨット以上にカタカナ用語に苦労してるちはやママであります。


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さて、「キャブレターの調整」というのは簡単にはいかないようですね。

裏庭にはジョウビタキの声、ガレージからはバイクのエンジン音が響く11月です。



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キャブレター調整にかかる前に
「過充電」というトラブルの解消が必要だったみたいですね。


純正のレギュレターとレクチファイアというのを交換したようです。


(それは何なん?)


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交換前には17ボルトを超えていた電圧が回転を上げても14.6~7ボルトになって、
過充電状態でなくなったそうです。


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さてさて、キャブレターの問題点。



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(また、外しちゃったの?何が悪かったの?)



「パイロットジェットをミクニの純正(当初からの17.5番を15.0番)に交換したけれど、
 アイドリングが安定しないんだよ。
 しかも、暖機運転をして調整していると、次第にエンジン回転が上昇していくんだ~。」

「アフターファイヤーだけでなく、時にはバックファイヤーも発生。」


(何、それ。)


「排気管の中で燃え残ったガスが燃えるアフターファイアー、
 シリンダーからキャブレターの方にガスが逆流して燃えるバックファイアー。
 特に後者は大問題。下手をすると火事になってしまう。」


(こわっ。何でそうなるの。)


「原因の一つ、点火時期は全く問題ない。
 とするとガスが薄すぎるか濃すぎるか。」



「疑ったのが二次エアを吸い込んでいてガスが薄くなっているのではないかということ。
 試しにインシュレーター周辺にパーツクリーナーを吹きかけると
 エンジンの回転が上昇する。これはいけない。やっぱり二次エアを吸っている。」



「キャブレターをはずして点検すると、
 0.6~7ミリに調整したスロットルバルブとミキシングチャンバーの隙間が開いている。
 これではアイドリング回転数が上昇してしまう。
 スロットルアジャスターのロックナットの締め付けが甘かったみたいで。」


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(じゃあ、どうしたの?)



「まずは、パイロットジェット15.0番では混合気が薄いようなので
 本来の17.5番の新品を発注、交換。」


「インシュレーターはすべて純正部品に交換だ。
 今でも純正部品が手に入るのはありがたいよね。」


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「インシュレーターを取り付けるのに先立ち、
 エンジン側の面をオイルストーンで磨き上げ、二次エアを吸わないように対応。」



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「スロットルバルブの隙間を調整しスロットルアジャスターのロックナットを
 きっちりと締め付けておいたよ。」



(で、結果は?)


「キャブレターを取り付け、エンジン始動。チョークを軽く使ってセルを回すとあっさり始動。
 これはよいよ。
 すぐにアイドリングが落ち着く。
 暖機運転後スロットルをあおると吹き上がりも悪くないし、回転もさっと落ちる。
 アフターファイアーもバックファイアーもない。」



……というところで、動画撮影のお呼びがかかりました。








この後すぐに「同調」の作業に入ったんですが、ここまで記事を書いたら私は疲れたので、
「同調」のことはまた次に。


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この日、私は裏庭でジョウビタキと遊んでいたんですが、
エンジンを吹かす音がずっと響いていましたよ。







ジョウビタキが帰る春までに
どのくらい作業は進むのか、この冬の進捗に請うご期待。



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