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羅漢さんに会いに行こう~山口へ小旅行 [旅]

11月18日、仕事の大きな山を乗り越えたので旅に出ます。
今回の目的は「羅漢」さんに会うこと。それも五百人の羅漢さんです。

山口県立美術館で
「幕末の鬼才 狩野一信 五百羅漢図」というおもしろい企画があると
ヨットのお仲間のMさんが紹介してくださったのです。
日程を何とか調整できたのが11月10日頃。慌ただしいことです。


急に寒くなったこの日、用事をバタバタ片付けて飛び出します。
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広島から来る娘との待ち合わせ場所。
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娘の到着まで時間があるので、
この方にゆかりの町をぶらぶらと散歩します。
山頭火の句は知っているようで知らない私。
写真に合う句をちょっとだけ探してみました。(夫が撮った写真も混じってます。)

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さみしい風が歩かせる

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人声なつかしがる猫とをり

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きょうも濡れて知らない道を行く

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風の建物の入口が見つからない


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町のあちこちに山頭火の名前が見られました。


湯田温泉のホテルに着いてしばらくすると
Mさんが迎えに来てくださいました。
「天開圖畫艛」という名のヨットをお持ちのMさんは雪舟について大変詳しい方で、
山口の文化については最高の指南役といえましょう。

居酒屋の席に座るとお料理の登場も待たずに
雪舟のお話が始まりました。
それがわかりやすくておもしろい。
凝り固まった脳がほぐされるような心地よさなのです。
何だか雪舟がとても身近な人に感じられて、会いたくなりました。

二時間ほどして、なんとBluenoteのコック長さんがわざわざ会いに来てくださいました。
遊びに行くんですよ……と数日前にメールをしていただけなのに。
コック長さんはお酒も飲まずに少し食べるだけ。
その後は
雪舟の絵や庭、学生時代の山口のこと、現代社会の問題など
溢れる話題を次から次と肴にしていた海の男達なのでした。
結論は「やはり海はいい、ヨットはいい。」というところにたどり着いたようでしたが。

私は、ヨットがつなぐご縁のありがたさを感じていました。


11月19日。天気予報に雪マーク。
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さあ、羅漢さんに会いに行きましょう。
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とにかくおもしろい!!
これはもう、すぐにでも見に行ってほしい。
                
……その内容は次で。