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周南PEACE CUP 2015①往きの回航 [ヨット]

レースの始まりはどう書こう……通勤の行き帰りに
車の中で考えていた。

写真は三日間で1000枚はある。
写真の選択も一苦労だ。

でも、記事が書けると思うと仕事にも力が入っちゃうから不思議だ。
これからもしばらく楽しみが続く。


………

レースは出る前が大変だ。20日は朝からよく働いた。
義母が畑に水をやる心配がないようポンプを修理したり、家中の掃除をしたり。

買い出しをして別府に荷物を運んで
とんぼ返りで家に帰るとお総菜の準備だ。
義母の分と翌日のお弁当の分。
今回は回航前に休みがある分、ちょっと準備に念を入れた。

………

21日、6時半に別府を出港。

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今回もヤマシタさんが一緒だ。
心強い助っ人だ。回航にも付き合ってくださるから、私はもうリラックスモード。
N井さんの新艇LONGLONG、Sムーン、そして天開圖畫艛と連れだっての出港だ。

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風もまずまずで潮もいい。
LONGLONGは今回デビュー戦だ。
T川さんも乗り込んでいて、走り具合を試しているみたいだ。

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軽くてスピードが出そうな感じだ。


Sムーンには今回関西のグループが乗り込んでいる。
おなじみの萬木さんたちだ。

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美濃崎を過ぎて空港の沖に来た頃、
別府の方に向かうヨットとすれ違った。
さすがにシルバーウィーク。こんなにクルージングのヨットに出会うのは珍しい。

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この大きいヨットにはたくさん人が乗っていて、
「行ってらっしゃい。頑張ってください。」と声をかけてくださった。
中津のヨットということだった。
どうぞ楽しんできてください。

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天開さんはお一人で回航中。

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けっこう早い時間に姫島の側を通って、
お昼ご飯にする。

力作? 今回は和風で。
おでんもあるよ。

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午後の航海も順調だ。

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徳山に近づくといろんなヨットが見えるようになった。

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あら、SACHIIだ。

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Fさん、日傘がお茶目~。素敵。

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「私たちは回天の記念館に寄ってから、寄港地に行きます。」そう伝えて別れた。

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SACHIIと別れて馬島へ。Sムーンも向かっているはず。

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昨年来た港にヨットを着けて記念館へ。

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坂を上っていくと木の間からきれいな海が輝いている。

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この日、記念館には多くの見学者がいた。

海に散った若い人たちが遺した言葉は胸にしみ入る。
端正な文字と礼儀正しい文章は
その人がいかに優れた人であったかを物語っている。
こんな優れた人を大勢失ったのだ、あの戦争で。

こんなものに詰め込んで
死にに行かせたのだ。

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若い人をたくさん死なせたことを悔いたであろうあのときから
まだ70年しか経っていない。
まだ70年しか経っていないのに。


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……明るい海に戻る。

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大津島をぐるりと一周して本浦の港に着いた。

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「お久しぶりです。お世話になります。」

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馬島とは反対側の
緑の美しい小さな港が
今回の集結地だった。

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