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姫島の猫小路 [猫]

姫島の朝。

猫がたくさん遊んでいたので写真を撮っていると、
通りかかった方が、奥の方のお家を指して
「全部 あそこの家の猫だよ。」と
笑って教えてくれました。

その方としばらく一緒に猫を眺めていました。

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この一枚はお気に入りです。

※追加
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2013BOYCポイントレース 6月は6艇で激戦。 [ヨット]

本来なら7月に行われるはずだったポイントレース。

7月は皆さんがご多忙で開催できそうになくて、9月までお休みのはずだった。
が、レース委員長さんが一月繰り上げて開催を呼びかけてくださって、
なんと6艇も集結。

艇長会議の場が珍しく賑やか。
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本日の参加艇。

海王
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AQUAPAZZA
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セイラーズムーン
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DaisyとLong
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そして、CHIHAYA。今日はN浦さんが来てくださった。
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ダブルハンドでないと心配もなくてうれしいワタクシ。


スタート時は、ぱらぱら降っていた雨も止んで無風の状態。

11:00スタート。
スタート時は絶好の位置にいた。
なんと、スタートした瞬間に風が来た!!

真っ先に飛び出すことができて会心の一枚。
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今日はまじめにクルーを務めることにしたので、
ここでカメラを収めて、レース中の写真はほとんどなし。
(動きがないとき、ちょっとだけ撮った。)

といっても、ヨットの上を移動したり、
ちょっとだけリリースしたり、
時間を読み上げたり……そのくらいなんだけど。


風は消えたり、方向が変わったり。
6艇は離れたり並んだり。
これはDaisyに追いつかれたとき。
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高崎山沖、
沖をゆく海王が先行していたけれど、風がなくなったのが遠目にもわかった。
Daisyも風を捉えるのに苦労していた。
Longもジェネカーで風を捉えようと苦労している。


これで勝負はまたわからなくなった。


岸側後方にいたセイラーズムーンがぐっと追い上げてきて、
明るく「しも。しも。」と邪魔してくれて、
「時間切れ~。用事がある。」と言い残して
颯爽とリタイヤしてしまった。
AQUAPAZZAも追い上げてきたところをみると、
最初は沖出しが有利で、そのあと岸側の風が有利になったのかな?

CHIHAYAはあまり無理な動きはせずに、今日は微風をうまく捉えた感じがする。
失策もなかったのかな。


赤白灯台まであとわずかと言うとき、先頭にいたのはCHIHAYA。


さて、12時半までに大分港の赤白灯台に先頭艇が入らなければコース短縮。
行き着くか着かないか微妙な微風。
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CHIHAYAとしては、このまま12時30分をちょっと過ぎたあたりでトップでゴールしたい。
しかし、Daisyがすぐ後ろに迫り、12時25分くらいで風下側に並ばれてしまった。

並んで走りながら、時間との勝負。

……この辺り、写真があれば正確な位置と時間がわかるのだけれど。
   絵になる構図で、カメラをキャビンに取りに行きたいけれどじっと我慢のワタクシ……。


赤白灯台の直前で12時30分の時報。
Daisyが先に入って、CHIHAYAは12時32分40秒ゴール。


うまくいけば初めての一位。
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でも、レーティングの低いAQUAPAZZAの健闘で、修正2位。
残念だけど、ほーんと、おもしろかった。


レースっておもしろいなあ……と、レースが終わる度に思う。
同じ状況になることは全くないし、
海の上では予想通りになることなんて、全くない。
海の表情はころころ変わるし、
並んで走っていても、風の通り道が同じとは限らない。

レースが終わって、また雨。
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レースの間は全く忘れていた偏頭痛が戻ってきた。
でも、気分は悪くなかった。


姫島へ大人の遠足……③姫島の海に眠るメモリーズ [ヨット]

6月16日 日曜の朝です。
港の周辺を散歩することにしました。

立派な松のある大帯八幡社。
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古木もありました。
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猫がたくさんいた路地。岩合光昭さんが喜びそう。
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路地裏の小道。
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港に帰ってきました。

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さて、また岸壁の上で朝ご飯です。
サンドウィッチを美味しくいただき……その途中の出来事でした。


スリッパが海に落ちて、夫がその救助に向かいました。
ところがですね、その写真を撮った瞬間、
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「え~。」「あ~。」という悲鳴とも嘆息とも言えぬ複雑な声が耳に入りました。
カメラから目を離して見てみれば、
ひらひらと海中を躍りながら落ちてゆくものが……。
夫の胸のポケットから滑り落ちた携帯が沈んでゆく瞬間でした。
……なんと、こりゃまた……。


さあ、今度は携帯電話の救出作戦の始まりです。
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干潮とは言え、ヨットの上から小さな携帯は見えず、
Oさんの海底探査の秘密兵器でも見つけられず、ついに……。
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結局、夫が潜っても見つけられずにあきらめることになりました。
夫の携帯のメモリカードの回収は不可能。
電話番号もアドレスも過去のメールもみんな姫島の海の底。


そんなこんなで、とびきりの想い出ができて姫島を離れます。
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……別府からの帰り道、
docomoのショップに寄って事情を説明しました。
保険に入っていたので、代わりの携帯はもらえそうです。
が、本体がない場合は警察に行って、紛失届けを出さなきゃならんのです。
で、地元の警察へ。


……今回の旅の終わりは「警察署」でした。
                                    

姫島へ大人の遠足……②岸壁の「わはははははは」 [ヨット]

雨上がりの午後、順調に航海を続けております。

13:30頃、5月の初めに訪れた美濃崎の沖を通過。
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先を行くふたつのヨットが重なったり離れたりするのを
カメラのファインダーから眺めるのはけっこう楽しいものです。
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同じような構図になっても、飽きずシャッターを押していました。



……その一時間後ぐらいのことです。
Ramageの向きが変わって、セイラーズムーンの方を気にしていました。
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なんと今度はセイラーズムーンからぴーーーっと警告音が聞こえます。
どうしたのでしょうか。

ちょっと調べる時間があって、Oさんが姿を現しました。
幸い走らせることに影響はなくて、このまま様子を見ながら……ということになりました。
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またのんびりと航海。鳥を撮ったり飛行機を撮ったり……。


17時過ぎ、ぼんやり見えていた島影がだんだんはっきりしてきました。
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湿っぽかった空気もさらりとしてきました。
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やっと到着です。二年ぶりの姫島です。あのときは、武蔵のレースに参加したのでした。


港に入って着岸したこの頃には、もうお腹がぺこぺこで、
きゅっと冷えた生ビールやエビやお魚の料理に早くありつきたいと思っていました。


到着後、ほっと一息。
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P6150709s.jpg「蚊」対策。


……ところがですね、
お目当てのお店は予約でいっぱいということで入れなかったのです。
フェリーで到着したOさんの奥様やRamageの奥様が
お店をさがしてくれたのですが、どこも空いていないのです。
なんと、スーパーも閉まっちゃってました!!


しかし、ここからがすごい。

それぞれのヨットの中から、岸壁の上にいろんなものがどんどん運び出され、
宴会の準備がちゃちゃっと進められていくのです。
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奥様方の手作りのサラダやおつまみが所狭しと並べられ、
ビールやお酒も十分すぎるくらい。
買い込みすぎたと思ったものがとっても役だって、私もシアワセ。
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鍋に大漁のイカ……この日の朝、N宮さんが餞別?にくださったのを
Ramageの奥様が道中で煮たのです。役立ちましたねえ!!
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最高の肴はヨットの話。
危険きわまりなかった回航の想い出や日本一周のエピソード、レースでの勝ち方指南など、
皆さん とても語り上手で、お腹が痛くなるくらい笑わせてもらいました。

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そんなこんなで
深夜になっても岸壁の上には笑い声が響き続けたのでした。


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次回、またもや「落ち」です。またもや……。                           つづく。

姫島へ大人の遠足……①「ごめんなさい、ごめんなさい。」 [ヨット]

6月15日。
さあ、久しぶりに「大人の遠足」です。


姫島にでも行って美味しいお魚を食べようか……と言う話がまとまって、
この日決行することになりました。
この頃まともに海に出ていないので、前日の買い物から気合いが入ります。
買い込みすぎるくらいの買い物をしてしまいました。本当に遠足気分!!



ところが、朝は雨。別府湾は霧です。
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けっこう降ってます。しばらく待って出発することになりました。
うちはブルーシートしかなかったので、SACHIIさんがオーニングを貸してくださいました。
雨が降っても大丈夫そうです。ありがとうございます。


10時半頃、幸いにも雨が小やみになって出発です。
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セイラーズムーン、Ramage、CHIHAYAの三艇で並んで出て行くと、
本当に遠足前のうきうきした気分になります。
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Ramageさんご夫妻は久しぶりの航海ということで、
奥様は本当にうれしそうな顔をしていらっしゃいました。
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セイラーズムーンにはOさんとお仲間のMさん。
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……ところがですね、出発して30分もしないうちに
CHIHAYAのエンジンがおかしいのです。

水の出方を心配そうに見ているわが艇のアドバイザー。
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とうとう警告音が鳴って、
Oさんが即、乗り込んできてくださいました。

ところが、工具をおいてきちゃった……。
Ramageさんがすぐに船を寄せて工具箱を届けてくださいます。
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すごい速さで対処してくださいます。
普通なら引き返すところですよね。

作業を不安げに見守るオーナー。
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Ramageさんも冗談を飛ばしながら
待っていてくださいます。
でも、急にどうしたんだろう。何で……?


……ところがですね、
いろいろご心配をおかけしたのに、
原因はとっても初歩的なミスだったのです。ここで書くのも恥ずかしいくらいの……。
今度お酒のついでにでもきいてやってくださいな。

朝のちょっとした連携ミスがこの事態を招いちゃったのです。
私も「何にも知らない」ままではいけないなと猛反省。
ごめんなさい。ごめんなさい。みなさん、本当にすみません。


ここで30分のロスタイム。
Oさんが船に戻ると、再出発です。
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お昼頃には雨も上がってきて、
失敗の気分から立ち直るべくお昼ご飯。
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もうトラブルはなさそうです。
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……というわけにはいかなかったのが今回の遠足。

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水車のこと……続き [雑感]

水路にあった水車はほとんど姿を消したけれど
観光用じゃなくて
まだ使われているのを撮ってきました。

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個人のお宅のもので、
花菖蒲に水を遣っているのですね。

水を汲むところは
一カ所だけになっています。
風格のある姿です。

……懐かしい水車の姿です。

田植えの季節に [雑感]

久々に山方面の話題を……。


夕方、買い物帰りに回り道。
ちょっとドライブを楽しみました。

米所のこの辺りでは
水路に美しい水が音を立てて流れ、
水田も空を写して田植えを待つばかり。


昔、町を流れる水路には
それはそれはたくさんの水車がありました。
冬の間 止まっていた水車が
この時期になると一斉に動き始め
水をくみ上げる風景は
子ども心にも好きでしたね。



今はほとんど姿を消しました。


これは観光用。
傍らの池に水を汲み上げています。
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昔 水路にあったのは、ずっと素朴な作りのもので
こんな立派な二連の物じゃなかったです。
水を汲み上げる部分が大きな缶だったりして。
そっちの方が懐かしいです。


今年は水不足が心配されているけれど、
この辺りは大丈夫みたい。

ただ、あじさいの色がよくありませんね。
畑の水やりも大変とお母ちゃんがこぼしています。
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水の良い香りがする水路沿いの道は
私どもの散歩コース。夏は4キロ、長いときは6キロ歩いてます。
「そろそろ歩いて、体作りをしないと。」
……そう言うばかりで、夜はぐったりの毎日。


どうしたかしら? [鳥]

職場の一角にセグロセキレイが営巣しているのを見つけ、
仲間と注意深く見守っていたけれど、
どうも子育てに失敗したらしい。


虫などをくわえて巣に入っていたから、
雛がいるのだろうと思っていたが、
ある日、ぱったりと巣に近づかなくなった。


何が起こったのかはわからない。



……数日後、とても良い声で鳴き交わしていた。
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上の写真の方から、下の写真の方から。


また、最初からやり直すのだろうか。


二、三日、いい声は響いていたが、ふっと聞こえなくなり、
姿も見かけなくなった。
元の巣は空き家のまま。


昨日、姿をちらりと見たが、
どこにいるのかは不明。
近所にはいるらしい。

休憩時間など、
何となく外に出ては
その姿を探している昨日今日。

夢は大海原を駆けめぐる [ヨット]

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UFO来たりて、謎の宇宙人が武器を持って登場……といった感じの写真も
逆光じゃなければおなじみの風景。

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宇宙人の正体は中津のビール飲みさん。
雨の中を船底掃除の真っ最中。
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私たちはゆっくりヨットで過ごすつもりで午後のハーバーにやってきたのですが、
ビール日和の先週とは違って、雨、雨、雨……。
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中津のビール飲みさんの作業が終わるまでキャビンでのんびりしていました。
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私は椎名誠のエッセイを読んでいました。
『ぼくがいま、死について思うこと』

家に居てはなかなかとれない読書の時間。
雨の日のヨットの中では、なあんにもすることがないので、
読書に没頭できます。


さて、夕刻。
今日は、O原さんもご一緒に近くのお店へ。
O原さんは、高知沖でエンジントラブルに見舞われ、修理のできる別府にたどり着きました。
こちらでヨットのエンジンの付け替えが終わったら南の海に下る予定です。
今も旅の途中なのです。
O原さん紹介のお店はお袋の味がうれしい居酒屋。
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肴となったのは、O原さんのクルージングのお話。
O原さんの語りがとても上手な上に、
ビール飲みさんが小型のPCで話題の場所の地図を示してくださるので、
イメージもより具体的になります。


瀬戸内海を東に小豆島まで走り、
九州を一周し、
次は南に、屋久島、奄美、沖縄、台湾……ついにはニュージーランドまでたどり着きそうな勢い。

場所をCHIHAYAのキャビンに移してからも
楽しい船旅の話は続きました。
土曜日の夜は
別府にいながら大海原を駆け巡っていたのでした。

行きたい場所も一気に増えました。
「大三島」「弓削島」「壱岐」「平戸」「トカラ列島」「加計呂麻島」……。

夫は、次にヨットを買うことができるなら
「速いレーサーがいい。」宇和島の後ではそう言っていたのですが、
「やはりクルーザーがいいのだろうか。」……と悩んでいます。


……朝です。
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昨夜の船旅の話と椎名誠の旅のエッセイが一緒になって
長い船旅をしているような目覚めでした。
ヨットが揺れていたせいかもしれません。
船に寝て夢は大海原をかけめぐる……と言った気分でしょうか。


午後は用事があるので早めに別府を出て帰途につきました。
次はいつハーバーに来られるのかな……。