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かの犯人はこいつだ! [猫]

10月が終わる。

そういえば10月の初め、「猫」が原因で海に行けなかった。

船底塗装をした日、パソコン画面の写真を見ながら
膝の上にいた猫の背を撫でていた。
突然に、そう、まったくの不意打ちでかみつかれた。

そのときの痛さときたら!!
骨がかみ砕かれたかと思ったほど。

左手はみるみる腫れ上がり、
傷口からはだらだら血が流れ、
目からは涙がぼろぼろこぼれた。

理由はいまだにわからない。
ふだんはおとなしいし、あのときも無理なことをしたわけではないし……。
猫にとって何か痛いところを触ったのだろう……ということに落ち着いた。

完治までに10日ほどかかり、
その間、キーボードをたたくのも痛くて仕事が停滞した。
病院にも行った。
その傷跡は、今もくっきり残っている。

この猫、我が家に来て15年近くになるのではなかろうか。
かわいがってきたのに……。
あれ以来、この老猫に対し、どうも優しくなれないでいる。

犯人の写真公開。
桜2010 038chacha.jpg

今日のレースは [ヨット]

むさしオータムレガッタがあったのですが、
「こんな日に、奥さん 来なくてよかったですね。」
という海の状況だったそうです。

冷たい雨、うねり、風が定まらない……けっこうつらいお天気だったようです。

たまたまですが、
こんな状況の日をうまく避けて
私はレースに出ているようです。

結果はDNF。写真もなし。ま、こんなときもあるでしょう。

カッパのポケットにいれておいた
夫の携帯は使用不可能になってしまいました。
どういう濡れ方をしたのでしょうか。
よほどひどい雨だったのですね。

ヨットは武蔵に置いたまま。
回航に行くときはお天気だとよいのですが。

また、がんばりましょ~!


湯けむりヨットレースのDVD [ヨット]

土曜日、先日のレースのDVDをOさんからいただきました。

朝からレース終了までの長時間にわたる映像で
日曜日の夜に
二人で わいわい言いながら拝見しました。

「これ、うちの?」
「あー。ここにいる。」
「先頭集団は速いなあ。」
「うちはまだ来ないね。」
「きたきた。あ、手、ふってる。」
「上位組は セールがカッコイイねえ、黒っぽいのが。」
「うちも黒く塗ったら?」
「うちのスピンは地味だね。」
「絵を描いてあげようか。字を書いてもいいのかな。」
「……。誰も乗ってくれなくなるよ。」

私は、好き勝手なことを言っておりましたが、
夫はしきりに反省しておりました。
見れば見るほど 悔しさが増したようです。
客観的に自分の姿を見るのは
よい復習ですね。

Oさん、本当にありがとうございました。




手入れは楽しい? [ヨット]

この土曜日、私は「断捨離」中で忙しく
(何のことはない冷蔵庫や乾物の類の片付けだけど)
夫はヨットの整備に出かけた。
ウインチの手入れが目的だったようだ。

私「ウインチ……ああ、あれね。何か違和感があったの?」
夫「ゴリゴリガリガリという音がね……。」

それはいけない。今シーズン最後のレースもあるというのに。
いってらっしゃい……というわけで、夫はずっしり重い工具箱を抱えて出ていった。……

PA220567s.jpg

……が、夕方になっても帰ってこない。
やっと電話がかかった頃には、台所はかなり整理され、晩ご飯のハンバーグの準備にかかっていた。
帰ってくる頃にちょうど晩ご飯にしようとタイムテーブル。

しかし、しばらくしてまた電話があって、
間違いがあってやり直しをしていたと言う。
小さなピンが飛ばないように苦労しながら作業したのに、
何かを逆に付けたらしい。逆回しができなかったんだって。

帰ってくるまで待てないから先にご飯食べちゃった。

遅くなって帰ってきた夫は、「充実した いい一日だった!!」と楽しそうだった。
男の人って、そんなもん?
PA220568s.jpg
作業過程を写真に撮るつもりだったらしいけれど、
作業と撮影の同時進行は難しく、写真はこの2枚だけだった。

ハーバーでビール……実現したけれど [ヨット]

湯けむりヨットレースの打ち上げのあと
コンビニでビールを買って
ハーバーに戻った。
なんとヨットに泊まるのは初めてなのだ。

ヨットの上でビールを飲むのが
かねてからの夢であったから
いよいよ実現だぞ……とうれしかった。

月も出ているし、
ハーバーは昼間の陽気さが、まだ何となくあちこちに漂っていて。
で、コックピットに座って
シュパッと……。

  
   それが、 さ、さむい。

思いの外 ヨット上は寒くてビールどころじゃなかった。

おまけに 夫は疲れ果てて うとうとし始めた。
ヘルムの緊張が続いたからなあ。

だめだ。美味しいビールはお預けだ。
というわけでキャビンに入り毛布にくるまった。
そのとたん眠りに落ち込んだようだった。

水音を聞きながら眠りに落ちる……というのも
夢だったけれど
水音どころか 夫のいびきさえ聞こえない 深い深い眠りだった。


次は……私だけ行けない。 [ヨット]

一週間かけて「湯けむりヨットレース」を書いた。
書き上げたら虚脱状態。

次の目標がほしいところ。

でも、10月終わりの「マリンピアむさし オータムレガッタ」は
私だけ仕事だ~。
置いてけぼりの気分。

……みなさん、がんばってきてね。PA090454s.jpg

2011湯けむりヨットレース~レースのあとは [ヨット]

レース後。ハーバーに帰って片付けして、お昼ご飯を食べながら反省会。

それから温泉で汗を流して……別府ってこれがいい。

表彰式はヒットパレードクラブで。
会長さんの後ろには、参加賞の「かぼす」の箱が山積み。
PA090546s.jpgなんだかにぎやかでいいな。
こういう会に参加するのも初めてでうきうきする。

順位が最下位から発表されるけれど、
皆さん、明るくて。明るくて。
一言コメントが楽しくて。楽しくて。
ヨットをこよなく愛する人たちの素敵な表情が印象的。

我が艇は13位で名前を呼ばれた。着順は19位。
夫は艇長として「湯けむり」デビューだけど、ヨット自体はこのレースを何度も経験しているはず。
「来年はもっと順位を上げて……」。と言っているかも。
一位はホワイトホークさん、二位がだるまさん。
うちのヨットハーバー隣保班の
サテンドールさん、タキオンさん、SACHIIさん達が上位に名を連ねていらっしゃった。
すごい。みなさん、強い!!

ビールを飲んで、踊って、語らって……。みんな明るく大騒ぎ。
ずっと運営に携わってこられた皆さんもほっとしていることだろう。
感謝の気持ちを伝えたい。

……そんな中で
このブログを立ち上げるときに出会ったWINDBELLさんのブログ、
その作者ご本人とお話しできたのは幸せだった。
私がSo-netでブログを作ろうと決めた理由のひとつは、
この方のブログが素敵だったということも。
彼女が乗っているBluenoteが別府に来ると知ったときから
お会いできればいいなと思っていた。
お声をかけるのは気恥ずかしくて躊躇したけれど
夫から促され、思い切ってご挨拶した。
ブログ上ではおなじみの皆さんがそろっていらっしゃって、
年甲斐もなくドキドキしてしまった。

WINDBELL様
「突然でびっくりされたことでしょう。文章通りの素敵な方でした。
湯けむりのレポート、楽しみにしています。
また、どこかのレースでお会いできるといいですね。」


……翌朝。ヨットの中で目が覚める。
話し声が聞こえ、エンジンの音がして、ヨットがかすかに揺れる。
遠くの方達が 出航していくのだな。

私たちも港を出て、小一時間ほど機走。
振り向くとハーバーからヨットが出てくる。
どこに帰られるのかな。
手を振って、ご挨拶。向こうのヨットからも手を振ってくださった。
艇名は遠くてわからないけれど……。どうぞ、お気をつけて。


さ、私も帰ろう。帰って洗濯をしようっと。PA100566s.jpg



2011湯けむりヨットレース④ [ヨット]

ヨットのセールは(セールに限らないけれど) 収納の仕方にも約束事があって、
それは次にきちんと使えるように……
ということでとても理にかなっている。
スピンのバッグへの納め方も「なるほど」と思ってしまう。

ジブを上げてスピンを下ろして……というところでは
これまた手際の良さが要求されるようだ。
この写真が12:25
PA090521s.jpg
この写真が12:26PA090522s.jpg


マークを通過。
先行艇を追う。PA090530s.jpg

あとで、別の船から見ていたアドバイザーOさんが、この辺りの走りが「もう少し」と評価。
研究の余地がありそう。
PA090539s.jpgKさん、なぜか正座だ。

Eさんがスピンを片付けて上がってきたとき、
「今度それを使うのはいつのレース?」と私が問うと
皆さん、「えっ」という表情で、「この後使うよ。」とおっしゃる。
もう終わりかと思っていたら、まだソーセージコースがあったのだ。
(なぜ「ソーセージ」って言うのかしら?)

このとき、本当はちょっとうれしかったのだ。
まだレースが続くと思って。
しかし、「あれ?本部艇が右にいる。」
本部艇が右にあるということは、ここで終わり……ということらしい。
期待しただけに残念。
最初の微風の時間が長かったから。

ゴール。PA090541s.jpgS旗が揚がっている。

またヨットのいろんなことがわかったけれど、
夫の眼鏡の度が弱くなってて、マークを見づらいということもわかっちゃった。
眼鏡、買わないとね。

2011湯けむりヨットレース③ [ヨット]

ヨットレース一週間前の練習中
スピンハリヤードが切れた。
そこであきらめず、ジブハリヤードを使って練習してきたという。
イメージトレーニングもやったというクルーのEさん。
その成果は?

…………
第一マークを回る先行艇を見て、
スピンポールをどっちに出すか確認。PA090503s.jpg

船上の動きがあわただしくなり緊張も高まる。
声を掛け合って、動きを確かめ合う。
PA090504s.jpg

だまって見つめているしかできなのがもどかしい。
何かできれば とは思うが手出しはできぬ。
緩めるシート、張られるシート、ウィンチの音、短く飛び交う言葉……
うまく写真に納められないのが残念!

バッとふくらんだスピンにほっとする。PA090507s.jpg

どうだ!!
PA090509s.jpg

……スピンがきれいにあがるのって感動。
ジャイブもナイス。
ヨットレースの醍醐味を味わった気分。

スピンは色とりどり。ご自分でデザインしたスピンもあるという。
きれいにふくらんで流れていく風景は傍目にも美しいだろうな。
でも、その美しさは 
それぞれのヨットのクルーたちの 
持ち場を守る責任とチームワークがあってこそ。
……やっぱり ヨットっておもしろいわ。

2011湯けむりヨットレース② [ヨット]

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今回のスタートはどうだったの?
「もっとフレッシュエアがほしかったな。」と夫。

この状況の中でどこにそんなものが?PA090473s.jpg

あとで我が家のアドバイザーOさんが
「スタートでは船がガツンガツンぶつかるもの。
怖がったり遠慮しとったらいかん。」っておっしゃったけど、
「そんなん怖くてできません。」と申し上げたら
「女のくそ度胸で。」とおっしゃる。
到底スタートのヘルムは取れそうにありません。

スタート直後。PA090480s.jpg

「上がって風下側にすわってくださーい。」と上からEさん。
ああ、そうでした。
緊張のあまり逃げ込んだキャビンから出てみると、周囲は静か。
風がないときのレース海面では、
思わずひそひそ話になってしまう。
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空気は澄んでいる。
今日は海の上まで金木犀の香りがするようだ。
風がないときはじっと我慢。でも、集中はきらしちゃいけない。
船が滑り出すときの音をじっと待つ。
帆がかすかな風をとらえる。

セールの膨らみを見つめ続ける。PA090491s.jpg

海面上にやっと風が見えた。
船が進み出す。
第一マークを回れば、いよいよ緊張のスピンだ。
(緊張しているのは私だけだと思うけど……。)